自己紹介2024

以前、独立したときに自己紹介のエントリーを書きました。

独立したばかりで、ボスのアートディレクションのもとで制作したものしか載せられていないころです。
そこから約6年が経ち、環境も色々と変わりました。
会う人も少し変わってきたような気もするので、この辺で、すこし自分が何をやっているのかまとめます。


1、グラフィックデザイナー

大学院の修士課程を出たあと、6年間、グラフィックデザインの事務所に勤めました。
いわゆる修行期間というやつです。
環境はよかったのですが、自分でできることを探ってみたくなり、独立することにしました。
特に仕事のあてがあって独立したわけではありませんでした。
慣れない営業活動も少ししました。(たいしてうまくはいきませんでしたが)
幸いにも、知り合いづてに仕事を頂いたりしつつ、一応、食べていけるようにもなりましたが、はじめの3ヶ月位はほぼ収入もなく(仕事があっても入金までのラグがある)プレッシャーのかかるタイミングもありました。

現在では、書籍のデザインの仕事を中心に、グラフィックデザインの仕事を手掛けています。
全てではありませんが、ウェブサイトにまとめています。

建築や人文書の装丁の仕事が中心です。学生時代に建築関係を扱う出版社でアルバイトしていたこともあり、写真や図面などがある書籍の本文ページのデザインまでおこなうことが多いです。
サイトには載せられていませんが、パンフレットや会報誌などのエディトリアルデザインの仕事もおこなっています。

2、大学教員

東京工科大学のデザイン学部で教員として勤めています。
独立したときから非常勤講師をしていたこともあるのですが、縁あって助教となりました。
大学にもよるのですが、ウチの場合は助教でもゼミをもつので、ゼミ生の様々なテーマをともに考えています。
今年度からは、法政大学でも非常勤講師を務めることになりました。

3、博士後期課程の院生

大学で教える中で、もっと自分の専門性を深めたいなと思っていました。
大学に勤めはじめのときはちょうどコロナ禍がはじまった頃だったので、オンライン授業の対応など慣れないことも多く、なかなか研究に取り組めませんでした。
ある程度落ち着いてきた頃に、大学の活動とは別に「松本文字塾」というのに通うことにしました。
これは、書体設計士の鳥海修さんが講師を務め、毎月1度松本に通って書体制作をおこなうというものです。
本来は 2020年に東京でやることになっていたのですが、コロナの影響で延期。
2022年に復活するのですが、鳥海先生が安曇野へ引っ越されたということもあり、松本で開催されることになりました。
結局2年間通ったのですが、そのなかで制作した書体について、このような方向で研究にも取り組めないだろうかと思うようになり、今年から大学院の博士後期課程に進学することになりました。
武蔵野美術大学というところで、修士までの出身大学とは異なります。
(教わることになっても、大学教員を辞めたわけではありません)

?、「連綿会」主催

最近、「連綿会」という会をつくりました。
といっても、組織だった団体の活動をしているわけではありません。
上の項でも述べたように、文字・フォントをつくる活動をしていますが、その中でもすこし実験的なものに取り組んでいる人たちに声をかけて、情報共有等をする会です。

文字塾の試作のなかで「バリアブルフォント」というもの取り組んだところ、Twitterを通じて思いの外、多くのひとに見ていただくことができました。

このような機能を応用して、文字塾では「連綿(ひらがなが筆で書いたように繋がっていくようなもの)」のフォントを作成しようとしました。
調べていくうちに、同じように連綿に取り組んでいる人がいることがわかり、情報交換をする際に「連綿会」と呼んで嘯いていたのが会の始まりです。

詳しくは同人誌をつくりましたので、そちらを御覧ください。
6月には配布予定です。
ちょうど、「松本文字塾第二期 文字塾展」というのが、長野県の松本市で開催予定ですので、それに合わせて作成しました。

展示期間の6/8にはトークイベントを開催予定ですので、その際に舟山に会えれば渡せます。
その他の詳しい頒布方法はちゃんと考えていないので、決まりましたらTwitterででも告知します。(TwitterのことをXと呼ばない主義者です)
また、連綿会に参加したい、という奇特な方がいらっしゃいましたらお声掛けください。

@mt_funa


さて、自己紹介といいながら、展示会の告知のエントリーとバレたので、この辺で終わります。
だいたいTwitterに出没していますので、適当にお声掛けください。

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