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11/20オンライン朝活読書部レポート【Next Innovation Kansai】

まみさん…沈黙の春

本日初参加してくれたまみさん。普段から環境関連の活動をされているまみさんは農薬・環境問題を最初に提唱したレイチェル・カーソンの本を手に取られました。
レイチェル・カーソンのメッセージで特に伝えたいのは「人間のエゴの深さ」。今はスマートシティ、植物工場などが進んできているが、人間が思っているよりも生態系は複雑なもの。果たして人工的に再現できるのか…ある一面を見て判断し、その反作用が起きて自然のエコシステムに気づくことばかりだと話してくれました。
実際に、私の身近でも物流倉庫を開拓した場所に住んでいた動物たちがその横にある集落の畑に出てきてしまい、畑で育てるのが難しくなったという話があり、実は一つの出来事も多くの事象につながっているんだと考える必要があるなと強く感じました。

堀越さん…社員の力で最高のチームをつくる

エンパワーメントについて書かれているこちらの本。社員には無限の可能性があるけど、ただ自由にやらせてうまく回るわけではない。知識・経験・意思を解き放つにはどうすれば良いか、物語形式で書かれているそうです。
重要な方法として「会社の情報をすべて共有する=相手を信頼する」ことが書かれています。特に今はリモートワークで社員を信用できない人も多いが、共有できていれば責任のある行動をせざるを得ない。しかし、企業が大きくなると難しい。なかなか考えさせられるところです。
また、トップテンランナーと言って、上司と部下が重要なこと10個を書き出す手法があります。しかし、上司と部下で食い違っていることが多いとのことです。堀越さんも実際にご自身の仕事場で部下の方と会話し、視点の違いが大きくあることに気付かれたそうです。実体験も交えながら、これからどう考えていくか答えはなんだろうと考えさせられるお話でした。

丹ちゃん…禅脳思考

最近朝渋メンバーに流行りつつある禅。丹ちゃんは過去に読んだ禅の本を再度読み直すことにしたそうです。認知脳は他人にも意味付けをする。親しい存在ほど自分と同じであってほしい。責任が強くなってきたときにそういう気持ちになりやすい。しかし、それはフロー状態ではない。自分で自分の機嫌を取る。自分の状態に気づくことや陥りがちな思考を理解しておくことが重要ですね。相手のことを勝手に理解したつもりになってしまうけれど、いろんな視点で相手を見る必要がある、と気づきを話してくれました。

なかあづさ…チョンキンマンションのボスは知っている

3週連続でこちらの本。香港に住むタンザニアの零細商人たちの話を社会学者の方が書かれています。彼らのコミュニティはFacebookやWhatsAppの中にある。Facebookのプラットフォームの偉大さも感じましたが、そのなかで彼らはメルカリやヤフオクのように決まったシステムがない中、中古車や家電の取引をしてビジネスをしている。そんな彼らは私達日本人にとってはとても不安定な関係性の中にいるように感じる。取引している商人や仲間たちが明日には香港からいなくなっているかも知れないし、なにか不正で捕まっているかも知れない。ただだからこそ、誰にでもチャンスは有るし、自分がやばくなったら誰かが助けてくれるだろうと考えているとのこと。「他人に迷惑をかけてもいい」という感覚はフィジーのケレケレにも似ている。この感覚と今私の周りでコミュニティを作ってつながっている人との関係にも少し共通点もある気が。このあたりはもう少し深めたいと思いました。

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