自分がどうこうより
どうも、オペラの練習と役作りのための増量により食費がかさみ、時間と金欠に追われている筆者です(°▽°)
今回は、オペラを勉強していて面白いな、勉強になるなと思ったことを共有していきます!
そもそもオペラって?
そもそも「opera」とは、イタリア語で作品、仕事という意味で、ラテン語の「opus」に由来しています。
オペラは約1700年頃から続いていて、ちょうど歌舞伎と同じ時期に誕生した文化なんです! どちらも現代に至るまで多くの人に愛される総合芸術であるところが興味深いです♪
そして、物語は1日の出来事で進むことが多く、演目が始まるときは朝で、物語が展開していった後、最終幕は夜であることがほとんどです。
また、日本語では1幕、2幕と言いますが、イタリア語ではatto primo、atto secondoと言います。attoとはつまり「act」(行為)という意味です。
幕が降りる、という終わりに重きを置く捉え方か、action、動作の始まりや最中に重きを置く捉え方かだけでも、日本と考え方が違うことが分かります。
↓actの起源(ラテン語)について詳しく書いてある記事です!
演劇するということ
例えば、伯爵とその家の使用人たちの場面があったとします。
ここで、もしあなたが伯爵役を演じることになったとして、「伯爵っぽく振る舞って!」と言われたら、どんな動きをしますか?
…私は困って動けなくなります笑 一人で役を演じるって、実はすごく大変です。
それよりも、周りにいる使用人たちが、伯爵に向かって跪いたりお辞儀をしたりするほうが、一目で偉い人が誰なのかが分かるし、簡単です。
つまり、その人自身が必死になって伝えるよりも、その周りの関係性を周囲の人が伝えようとした方が、お客様に分かりやすいのです。
人間関係において
何か頼みごとをされたとして、いかにも自信なさげに「お願いできますか…?」と言われたら、あなたはどうしますか?
自分のことで手一杯の私は、なにかと理由をつけて断ってしまうと思います。
このとき、相手は間接的に「忙しければ断ってくださいね」と、態度や雰囲気で相手の動きを演出していることになると考えることができると思います。
そうではなくて、「あなたにお願いしたいんです!」とはっきり伝えてくれた方が、受け取った方も肯定的な態度で接することができるのではないでしょうか?
自分がこうしたい、ああしたいと考えるよりも、相手の立場に立って物事を考え、客観的な視点を持って動くことができた方が、オペラも人生も、うまくいくような気がしました。
相手の行動や思考を演出できたらすごいですね…!
雨が続き寒くなったり暑くなったりするので、体調は崩さないようにお気を付けてお過ごしくださいね!
それでは、またお会いしましょう*°
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?