恋愛はギブ&テイク

前回は恋愛で男女のテンションの上がり方が異なることをご紹介しました!

男性は深い関係になるまでは積極的であり、女性は深い関係になって以降も気持ちが高まっていくことがわかりました。

付き合っていることに慣れてしまうのもあると思いますが、気持ちが下がってしまうと相手への思いやりが欠けてしまったりすることがありますよね。

女性は気持ちが上がり続けるので思いやりや気遣いというのは続きやすい傾向にあるかと思います。

それが理由なのか、「尽くしすぎる」のは大体が女性であることが多いような印象を受けます。

男性はどこか頼りなかったり、しっかりしているようには見えないけれど、女性がその分動いてくれている。

そんな関係を現実でもドラマでも見ることがあります。心当たりのある方はいらっしゃいますか?


実際、人間関係は相手とのやりとりのバランスが釣り合ってこそ、いい関係が続けられます。

まさに、「ギブ&テイク」ですね!

公平理論という言葉があります。

これは

人と人とのやり取りは、すべてプラスとマイナスで表されるという理論。自分ばかりが労力を強いられるなど、一方のマイナスが大きすぎる状態では、関係がうまくいかない。 ※マンガはじめての恋愛心理学参照

という意味があります。

また、Weblioによると

自分の仕事への頑張りと報酬が、他人と比較して不公平と感じた場合、その状態を解消しようとする心理が働くという理論。

と記載されています。モチベーションや報酬の理論の一つとされているそうです。

仕事を一生懸命頑張っていて、実績は同期の誰よりも上げているけれど報酬はみんなと変わらないという状態だった場合、ちょっと仕事に対する意欲や意識が低くなってしまいます。

このような、自分の取り組みに対しての報酬に対して満足がいかない、不公平だと思った場合にそれを公平だと思えるような行動を起こすのが公平理論です。

この例で言うならばちょっと仕事の手を抜くであったり、もし残業していたら早く帰るといった、行動の変化が起こります。

そしてこれは恋愛でも同じです。

当たり前ですが、あまりに不公平な恋愛は長続きしません。

・相手から愛情を感じない

・一緒に住んでいるのにパートナーは家事を全くしてくれない

・会いに行くのは自分ばっかり

といった、自分は尽くしているのに相手は何もしてくれないという状態ですと関係はうまくいかないのはわかるかと思います。


ある心理学のアンケート調査で、恋人同士を対象に「自分は相手に比べてどれだけ得をしていると思うか?」を尋ね、「その恋愛への満足度」、「相手との結婚を望むか」について調べたところ、「ちょっと得」してると思われていると、結婚対象に近いことがわかっています。


関係を円満にする、良い状態を保つには「相互依存が高い関係」つまり、お互いになくてはならない存在、必要とされる存在になることが重要です!

上で「尽くしすぎるのはよくない」と述べましたが、相手のことを思うとなんでもやりたくなってしまうのはある意味仕方ないことなのかなと思います。

その場合、自分にとって過剰にやっていないかを考えてみることも良いのかもしれません。

会いに行く回数や、遊びに誘う回数が圧倒的に多かったりしたら、逆に何回かは相手から誘ってもらうようにするといった方法も良いかもしれません。

逆に、自分はこれだけやっているのに相手は何もしてくれないと考える場合もあるかと思います。

その場合は自分がやっていることにだけ目がいってしまい、自分の気づいていないところで相手がサポートしてくれていることももしかしたらあるかもしれません。

なので、その場合は相手は普段どんなことをしてくれているか、相手は自分にとってどんな存在かを一度振り返って考えてみることも良いのかもしれません。

いただいたサポートは書籍代などの今後の活動費に使おうと思います。