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コンサルという仕事について思うこと

いつもお読み頂きありがとうございます!

昨日のnoteに引き続き、私の仕事について書いていきたいと思います。

今日は、「実際にコンサルの仕事ってどんな感じ?」ということについて、私なりの印象を書いていきたいと思います。

* * *

そもそもコンサルタントって。。?

コンサルタントという職業は、弁護士や公認会計士の様に何か特定の資格が必要である訳ではありません。最近は、自分の得意な領域に「コンサルタント」を続けて、新しい仕事を生み出している方も多いように感じます(例えば、こんまりさんの片付けコンサルタントとか)。

要は、コンサルタントって、何かしら他人にアドバイスして不安を解消したり、行動をリードして成功に導きさえ出来るのであれば、誰だってコンサルタントなわけですね。

その中で、よく言われている狭義のコンサル会社というのは、経営戦略だったり、IT戦略、業務改革、はたまた国や自治体の政策だったりという領域に対してコンサルティングをする企業です(と、一旦そうさせてください)。

そういったコンサル業界は、複雑化する現代社会の中で伸びている業界の1つです。昨今のコロナ禍による混乱も、言い方は悪いですが、人々の不安を解消する仕組み作りをお手伝いしなくてはならないという意味で、コンサル会社にとってビジネスチャンスになるでしょう。

コンサルという仕事に対して率直に思うこと

このコンサルティング会社、率直な話、人工(要は依頼料)が高いなぁと思います(内部の人がこういうのは何ですが)。

先程も言ったように、コンサルタントの専門性は資格等で担保されたものではありません。なかなかその価値を明示的に示すことは難しいと言えます。それなのに、高い。。

もちろん、それぞれのコンサル会社、コンサルタントに専門性は当然存在します。その専門性に顧客が価値を感じるのであれば、いくら高い依頼料でも契約はまとまるでしょう。

ただ、それでも、簡単に依頼を出せる程に安い金額では絶対ないなぁと思えます。

また、裏話ですが、例えどんなに優秀なコンサルタントであっても、あらゆる側面の情報に常に精通しているわけではありません。どちらかというと、顧客の依頼に応じて、その時その時で知識を増強しながらコンサルティングするという場合の方が多いかもしれません。

まぁ、それくらいコンサル会社の専門性というのは実態の曖昧なものなのだと言えます。

それでもコンサルに依頼を出すメリットとは

そんなことを書いてしまいましたが、ここからはその反論でございます。

それでも、コンサル会社に仕事を依頼するメリットって何なんでしょう?

自分なりの考えを整理してみます。3つの「凄い」にまとめてみました。

フレームワークって凄い

確かに、コンサルタントの専門性って若干あやふやな部分はあります。しかし、専門性がなくてもフレームワークを持っていればいいんです。

フレームワークって、なんだか曖昧な横文字をまた出してきやがったなと思われるかもしれません。要は問題を解決するための作法とか、やり方とか、考え方、進め方のことですね。

解決したい問題、課題って、詳しく見ていくと色々違うものの、その解決の仕方、進め方って実はそんなに多くないのです。

「こういう問題を解決するには、、、こういう情報を調べて、こういうまとめ方で表に落として、こう分析すると、こういうことが分かる。それに対して、こういう切り口で、こういう対策を打って、こういうマニュアルを作る。そうして定期的にその結果を確認して、こう改善していく。。」

簡単に言うと、こういう大枠の手順みたいなものがパパっと出てくることがコンサルタントには求められるのかなと思います。そして、それがフレームワークであり、コンサルタントの提供価値の大きな要素だと思います。

客観性って凄い

自社の問題・課題を自分達で解決する場合、気が付くことのできない大きな障害が実はあります。

既成概念、慣例、社内忖度、企業文化、長い歴史、既存顧客の期待、等々。

解決策は、これらの向こう側にあるのに、自分達ではどうしてもこれらにハマってしまって、打ち破ることが出来ないことが往々にあります。

それをぶっ壊せるのが「客観性」です。

赤の他人に、自分達の洗いざらいの状況を把握してもらって、「えっ、ここって何でこんなことしてるんですか?」とか「こんなことさっさとやめて、これに切り替えましょう。」とか「そんなのもう時代遅れです。」とか言ってもらわないと目が覚めないのです。

コンサルタントは、顧客の会社とは実質的には関係のない赤の他人です。その立場から、しがらみのない目で客観性をもって突っ込みを入れていくということが、実はとても価値のあることなのです。

もちろん、顧客にとってどうしても譲れない部分はあるかと思います。それも含めて、客観性をもって評価、棚卸しすることが必要となります。

アウトソースって凄い

人って、正直自分には甘く、他人には厳しい生き物です。

会社も同じです。自分の会社のメンバーが一生懸命考えたアイデアって、ちょっと大目に見て、あんまりクオリティが高くなくてもOK出しちゃうことありませんか?

しかし、仮にそのアイデアが、外部の人達にお金を出して検討を依頼(アウトソース)していた場合、全く異なってきます。

余計な私情は挟まず、厳しく要求を突き付けられるようになるのです。

これは、仕事の中でも日々感じることですが、顧客の皆様は本当に要求が厳しい。。コンサルタントも本当に全力を出して対応します。すると、もう一歩踏み込んだアイデア、もう一詰めのフレーズが最後の最後で出せるようになるのです。

結果的に、成果物はクオリティが上がります。

これがアウトソースの真の力だなってよく思います。

* * *

以上です。

実は自分も、最近ようやくコンサル会社の必要性をちゃんと認識できるようになってきました。noteに書き落とすと、より頭の中が整理されて理解できるのでスッキリしますね。

さて、今回で実は99記事目です!
次回、100記事!

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それでは!

*カバー写真:旭川、上野ファーム(北海道)【2018年】

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