子供の頃の缶けり遊びが楽しかった件

 物陰に隠れて鬼の様子を伺いながら、隙をあらば鬼に立ち向かって缶を蹴ってやる遊び。この鬼に立ち向かうのが他の遊びにはない独特のジャンルであり、子供の頃ド沼だった。

立ち向かう系の刺激といえばラグビーも似てるかもしれない。タックルは危険らしくタッチラグビーしかした事はないのだけど、立ち向かう逃げる避けるの行為が缶蹴り概念と似ている。

 缶けりは場所を工夫するのがいいだろう。開けすぎた視界でやると遊び方が単調になるが、入り組んだ場所でなら遮蔽物に潜めるし、石垣等があればよじ登り上から奇襲できる。危険がつきまとうが捕まったプレイヤーの背中に隠れながら缶に接近したりも緊張感あって楽しい。

 名前を呼ばれて缶を踏まれただけで死ぬルールは、まるで呪術廻戦のようだ。呪言師が死ねと言ったらその瞬間死んでしまうような理不尽なチート技を持った相手に立ち向かって勝つスリリング、そして見事に先に缶を蹴れた時に浸れる優越感。圧倒的に不利な状況からどう攻め込むのかを思案したり画策したり、それ含めての缶けりの醍醐味。普通に鬼ごっこでは到底味わえない楽しみだが、最近の子供は缶けり遊びをした事がないという。

大人になった今やるとどういう感じなのだろうか?想い出補正が入り過ぎて楽しくない可能性もありそう。缶の中に現金を入れて、蹴った人が総取りできるギャンブル缶蹴なら白熱できそうかな。特注の純金100kgの缶ならば蹴り倒すのは難しそうだ。運ぶのも大変だろうが 

現代技術にはドローンがある。鬼がドローンを使ってプレイヤーを見つけたら鬼の勝ちというルールもありかもしれない。プロペラ機の音に恐怖し、その場から逃げるなんて、リアルに戦争してるみたいにスリル感ありそう。(※ウクライナとロシア戦闘方法でドローンに爆弾装備して上空から落として攻撃する)  音を気付かせない為に20m以上の上空から落とす必要があったりするが、20mなら上空に意識を向けておけば視認して回避するもの可能だろう。

鬼役がドローン操作に集中している間は隙だらけとなるが、鬼が缶から離れなくて膠着状態。全く隙のなくて、つまらないので、プレイヤーがドローンを使うのも有りだろう。プロペラ音を鬼に聞かせ、プレイヤーの忍び寄る足音を聞こえなくする 

アレンジルールは幾らでも作れそう。鬼の手が伸びて遮蔽物に隠れたプレイヤーを貫いて殺せる。そんな設定がAR拡張現実と組み合わせると実現しそうな。


 

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