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絵柄が浮き出る「推し醤油皿」を作ってみよう

はじめに

この記事はタイトルにあるとおり「推し醤油皿」を作る手順を解説するものです。さて、「推し醤油皿」とはなにか?

こんなのです。

真っ白なお皿に醤油を注いで、

くるくるっと回して醤油を平らにならすと、

あらふしぎ、絵柄が浮き出てきます。この絵柄は、私の推しの、弾き語りトラックメイカーアイドルの眉村ちあきさんのアルバム、「ima」のジャケ写から。


どういう原理なのかというと……、
醤油皿にはこんなふうにくぼみがついていて、

くぼみの深さに応じて醤油の色の濃淡が出るんです。
浅いくぼみは薄い色、深いくぼみは濃い色になります。
横から見ると、こう。

厚紙を、元絵にあわせて何層か重ねて型を作り、柔らかい粘土に押し当ててくぼみを作るのです。

ではさっそく、作り方を解説していきます。むずかしそう? 意外とそんなことはないんですよ。材料も、百円ショップで揃えられますし。

作ってみよう

用意するもの

オーブン樹脂ねんど(DAISOで購入)

厚紙(ボール紙)
トレーシングペーパー
カーボン紙(転写紙)
その他ハサミ、カッター、のり、つまようじなど

①下絵描き

まず、元絵を用意します。イラスト、写真、ロゴ、なんでもいいです。作りたいお皿のサイズに合わせて、サイズを調整してプリントしてください。

トレーシングペーパーを重ね、輪郭を取っていきます。あまり細かくすると、この後の工程(切り抜き)が大変になるので、ざっくりとした輪郭で写し取るようにしましょう。

色の濃淡に合わせて、だいたい3〜4トーンに分解して、同トーンごとに色を付けていきます。

上の例で言えば、一番濃い色にしたい部分を茶色に、その次に濃くしたい部分を水色、次は黄色、一番色が薄い部分を白のままにしてあります。

元絵は画像編集ソフトで白黒にしておくと、濃淡がはっきり出て楽かもしれません。

②型作り

さて次は、トレーシングペーパーに描いた絵を元にして型を作る過程です。
厚紙にカーボン紙とトレーシングペーパーを重ね、形を写し取っていきます。1つめは、一番外周の形。2つめは、そこから(上の絵に合わせて言えば)白色を除いた形。3つめは、さらに白色と黄色とを除いた形。4つ目は茶色の形。といったふうに、4つの形を厚紙に写し取ります。

これは、3つめまでを描いたところ。(4つめは写真撮り忘れた)

これを、カッターやハサミで丁寧に切り取って、元絵のとおりに重ねて、のりで貼り付けます。
おっと! 元絵とおりではだめですね、はんこのように、元絵の裏返しになるようにして貼り付けましょう。

③粘土の整形

オーブン樹脂ねんどをよく捏ねて柔らかくし、板や新聞紙の上で平らに伸ばし、②で作った型を乗せ、のし棒を転がしてくぼみをつけます。粘土の上にサランラップを敷いておくと、型のパーツがくっついてしまうことを防止できます。
作りたい皿のサイズに合わせて丸く切り取り、縁をちょっと持ち上げてやって、お皿のように形作ったらこの工程は完了。

④焼き固める

オーブン樹脂ねんどの説明書きにある通り、120度に予熱したオーブンで15分加熱し、焼き固めます。加熱直後は少し柔らかいので、十分に冷めてから取り出すようにしましょう。

⑤完成!

十分に冷めたら、さっそく醤油を注いで、絵柄の浮き出る様子を楽しみましょう!

最後に

著作権者がいるイラスト・写真・ロゴ、人名などを素材に使う場合は、個人で使用する範囲にとどめ、けっして他人に販売したりしないようにしましょう。
この記事ではオーブン樹脂ねんど(材質:炭酸カルシウム、ポリ塩化ビニル)での作成方法を紹介していますが、食品衛生上、食べ物に使っていいのかどうか、ちょっとよくわかりませんでした。気になる方は、陶土と釉薬での作成をおすすめします。

さて、これまで作例として紹介してきた推し醤油皿ですが、元絵は、弾き語りトラックメイカーアイドル「眉村ちあき」さんの「ima」というアルバムのジャケ写です。このアルバム、とても良いので(語彙力…)ぜひ聴いてみてくださいな。


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