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仕事の回想

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民俗学者の宮本常一さんの著作が好きでよく読むのですが、自分も拙いながら経験を記録として残しておくと、どなたかの役に立つことがひょっとするとあるのかも知れない。そんなことを考えまし…
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会社関係の同窓会

 一つの会社でサラリーマンを続けていると、昔の職場や職域の同窓会のようなものが立ち上がっ…

24時間テレビの寄付金着服

  事件のあらまし  鳥取市にある日本海テレビというローカルテレビ局は、日本テレビ系列な…

転勤の悲哀

 9月にビジネス関係のニュースで富士通が都内の本社を引き払い、神奈川県川崎市内の2箇所く…

サラリーマンと勉強

 私は41年にわたったサラリーマン生活の中で27年の間、経理の仕事に就いていた。経理というと…

内部統制評価こと始め

J-SOX狂想曲  あれは2008年だったと思う。実際には、その前から準備が進んでいたのだが、上…

歴史は繰り返す?〜会計基準の変遷

損益法・動態論  時は遡ること40年以上の昔、新卒一括採用の慣行の下、会社が適性を判断し…

会社はゲマインシャフトかゲゼルシャフトか

三種の神器  ドイツ語では会社のことをゲゼルシャフトというが、これはゲマインシャフトの反対語である。まず、ゲマインシャフトとは共同体を意味して、雑駁に例えるとムラのようなもの。その中で生まれ育ち、周囲の人たちと利害をともにしている集まりである。それに対して、ゲゼルシャフトとは利益社会と訳されることもあるが、会社・組合その他の、個人が自己の利益を図るために結びついている団体で、むしろ結社と言ったほうがわかりやすい気がする。  ところが、日本のカイシャというものは、ゲマインシ