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力を発揮できる・伸ばせる組織をつくる

新年あけましておめでとうございます。
31日は家族で「ゆく年くる年」まで見て、年が明けた後は1人で近所の神社に行き、茅の輪くぐりをして初詣をしてきました。2020年はコロナの影響で生活スタイルが大きく変わるなど予想外のことだらけでしたが、家族とよく話し、近所を歩き回るなかで、新鮮な発見もたくさんあった年でした。2021年も何が起こるかよく分かりませんが、新鮮な気持ちで物事を受け止め、自分の頭でよく考えて進んでいこうと思います。

ところで、1月2日は例年と同様に、箱根駅伝を見ていました。母校中央大学は今年は予選会2位、10,000メートルの平均タイムは全出場校中4位ということで、シード権獲得はもちろん上位に顔を出す展開も期待していました。しかし往路の結果はまさかの19位。1名が区間8位だったもの4選手が区間15位以下という走りだったので当然といえば当然の結果でしょう。ただ、持っている力を十分に発揮したとはとても思えません。ひとりひとりの問題ではなく、直前の調整がうまくいかなかったなど、チームとしての問題が何かあるのではないかと思います。3日の復路でシード権争いができるところまで挽回でくる可能性はあると思うし諦めずに応援しますが、このレース展開を見ていて、思うところがありました。

中央大学の駅伝チームは、僕らが学生のころは毎年安定して5位以内くらいに入るものの優勝争いはできず、「なかなかテレビ中継に映らない」「中位力が高い」などと言われていました。間違いなく実力があるのに、その力を爆発させることができない。今年の往路もそうでした。なぜ実力をそのまま発揮することができないのでしょうか。勝負事では、場合によっては勢いに乗って事前予想以上の力を発揮するチームもありますが、なかなかそうはならないんですよねぇ。

話は飛びますが、私がずっと応援している浦和レッズもそういうチームです。毎年いい選手はそろっているはずなのに、なかなか優勝できない。ミシャ監督の下で強くなりましたが、何度もタイトル獲得のチャンスを逃しました。ここ数年は、いい選手は相変わらずいるものの優勝争いからはかなり遠のいてしまいました。長年のサポーターとしては何位であろうと応援し続けようとは思っていますけど。

新年早々あまり明るい話ではないのですが、「どうしてこの組織は実力を発揮できないのか」「どうしてこの組織ではメンバーの力は予想以上に引き出されることはないのか」ということについては、研究テーマにしてもいいかもしれない、という気がしています。この研究からわかったことを自分が担当しているゼミの運営に活かして、「学生が十分に力を発揮できるゼミ」「学生が実力を伸ばせるゼミ」にしたい、と思っています。

ということで、新年の抱負でした。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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