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倍速や飛ばし見はめちゃ賛成

U-NEXTに登録して、ずっと観たかった映画を観た。

また、ネットフリックスに登録して『浅草キッド』を観た。


浅草キッドは飛ばさずにじっくり観た。2時間あるうえに場面のほとんどが同じ町内のシーンであるにも関わらず、全く退屈しない。音楽や特殊効果もここぞという場面でのみ使われていて、シンプルなのに見応えがあった。

落ちぶれた深見師匠が見栄を張って後輩の武たちに飯を奢るシーンで泣いた。


その後ほかの作品も見た。そこで、いつくかの映画については飛ばしながら見た。シークバーをちょんちょんつまんで、ざっくり観て、退屈だなと思ったところを飛ばしてラストシーンを観たりもした。

今時の若者は映画やアニメを倍速で観る、なんてことが去年ちょっとしたニュースになった。それによって作品を理解できるのか?なんて非難の声が多かった。


しかしテクノロジーの進化に対して生活様式を変えるのは全く悪いことではないと私は思う。かつてはレコードやカセットテープからCDへと進化した時、「曲を飛ばしながら聴くなんて!」と言われていたこともあった。全体を通してアルバムを聴かないと理解できないでしょうというわけだ。

私はむしろ「自分にとってどうでもいい部分はさっさとカットしたほうがいいよ」と思っている。仮に、まあ呪術廻戦にしましょうか、1話から24話までを倍速で観たり、飛ばしながら観たとして、本当に心からハマれたなら、やっぱりちゃんと全話を普通のスピードで観返すはずだからだ。

音楽や本も一緒である。本当に心から好きになった作品なら、後からしっかり全体を味わうことになる。なので流行り物をパパッとつまみ食いして、その中で本当に好きなものをdigるのが実は一番の近道なんじゃないでしょうか。