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「疲れた」って言っていい


彼の家でお家デートしていたとき、
ソファで寝っ転がりながら、
突然、目から涙が出てきた。

これ!といった原因もなく、

正直、理由はわからず、
ただただ彼の手を握りながら涙が出てきた。




彼と話しながら
最近の生活を振り返った。

新人看護師も4ヶ月目になり、
少しずつ自立した技術も増えてきた。
仕事もちょっとずつ慣れてきた。

同期ともどんどん仲良くなれてきて、
仲間ができたようで嬉しかった。


でも、身体はどんどん置いてけぼりなことに
全然気づいていなかったんだと思う。




9時間超える業務の中で座っていた時間は30分。
慣れない夜勤の回数が慣れないままどんどん増えていく。

先輩には「今、報告してもよろしいでしょうか?」
「今、話しかけていいですか?」と緊張しながら話しかけ、
さらに端的に分かりやすく状況を話すことに緊張する。

毎回、息止まっていないか?と心配になる患者
自分の責任で状態が悪化してしまったらどうしようという不安




思い返せば原因はいくらでも出てきた。



身体的にも精神的にも自分はかなり追い込まれていたことに
涙を流してから気がついた。
そんな自分にも唖然とした。





元々自分は「疲れた。」と言葉にするのが苦手だ。



自分は行動的なところが魅力だから疲れた雰囲気を出しちゃいけない。
行動を止めちゃいけない。
疲れたって言ったら周りの人に悪影響だ。
疲れてても休みの日は何かしなきゃ。


周囲の人のためにも「疲れた。」という言葉や雰囲気は
ダメだ。
という考えが強かった。

だから自分の「疲れている」というSOSに対しても
鈍感だし、
そんな気持ちは抑え込んでた。




「疲れている」ことで
泣いてしまったことに対して
申し訳ない気持ちになった私に彼は言った。



「なんとなく雰囲気で今日は疲れてるんだろうな〜って分かってたし、みはるが疲れてても、俺は特に変わらない。疲れてるんだな〜しか思わないよ。」




あ、疲れてるって別に言ってもいいんだ。
我慢しなくても大丈夫なんだ。


私は一瞬で力が抜けた。

他人のために疲れていることを隠してきたけど、
隠せてもいないし、
疲れた雰囲気を出して嫌うような人は私の周りにはいない



そこからは私は、


仕事がある日は毎回のように、
「今日もすごく疲れてる!!」って自分で思うようになった。笑

疲れた表情や雰囲気になっていても、
「しょうがない!ほんとに疲れてたから!」って許せる笑

疲れてるから、
この予定は無理せず断ろうかな。
いま寝てもいいか。
って変に行動的になるのもやめた。




自分の気持ちに善悪なんて無くって。
いつでも自分の気持ちは自分だけのもの。


周りの人のために、自分の気持ちを抑えるなんて
ある意味余計なお世話だしお節介。笑



自分は自分の一番の味方でいてあげよう!







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