経営幹部向け人材アセスメント～おすすめコンビテンシー一覧
1970年の創設以来、DDIは、あらゆる組織階層にいる人々がもっている知識
と行動とモチベーションを最も的確に説明できるコンピテンシーの一覧表を作成すべく、膨大な調査研究を続けてきています。DDIは、これを「DDIコンピテンシーー覧」と呼んでいます。
DDIは、DDI独自の独自の「コンピテンシー一覧」に大いに誇りをもっています。まず、何千にも上る組織で働く延べ数十万の人々が調査研究の対象になっているという例はほかにありません。また、コンピテンシー間にそれぞれの範囲に入る行動の重複がなく、 評価する側にもされる側にも非常にわかりやすい、 という点も特長です。
コンピテンシー （あるいはデイメンションとは）仕事上の成功を大きく左右する行動や知識、 技能、 モチベーションなどをある基準に従って分類した能力要件項目です。 以下にDDIが使用している経営幹部階層向けのコンピテンシーとその定義を紹介します。
🔶経営幹部向けコンビテンシー一覧🔶
🔵正確な自己認識
ーーー自分自身の強みと能力開発ニーズ、および自らの行動が他者に与える影響を認識し、それを踏まえた言動を示す。
🔵適応
ーーービジネス上の課題、技術、等々のビジネス環境の変化に効果的に対応する。
🔵組織の人材開発
ーーー有能な人材をひきつけ、育成し、定着させる。 社員たちがもてる潜在能力を最大限に開花させることができるような学習環境を構築し、組織全体が将来直面する重要な課題に十分に対応できるようにする。
🔵ビジネス感覚
ーーー経済や財務、 業界に関する情報やデータを理解し、 ビジネス上
の強みと弱みを正確に診断する。 重要な課題を把握し、 それに対応するための戦略や計画を構築する。
🔵変革リーダーシップ
ーーー組織全体に関連する問題やチャンスに対応すべく、常にそれまでと異なる革新的な方法をとり得る可能性を模索する、あるいは他者にそれを奨励する。
🔵コーチング・教育指導
ーーーメンバーがより良い仕事をし、重要な職責を全うできるよう、タイムリーにコーチング、指導、およびフィードバックを与える。
🔵影響力のあるコミュニケーション
ーーー対個人や対集団場面で、考えや感情、アイディアを簡潔かつ説得力をもって表現する。受け手の関心を引くよう、言葉遣いを調整する。
🔵異文化対人関係能力
ーーーさまざまな文化がもつ異なる対人関係スタイルや規範に理解を示し、 適応する。異文化状況下で受けるストレスを最小限に抑えるための行動をとるとともに、その体験を成長の機会として活かす。
🔵顧客指向
ーーー顧客との間に長期的な関係を構築し、顧客の視点を推進力としながら、付加価値の高いビジネス活動を行う。
🔵戦略的関係の構築・強化
ーーー適切な対人関係様式とコミュニケーション手法を用いて、ビジネス・パートナー(例.同僚、他部署、社外の取引業者、提携関係にある他組織、等々)に影響を与え、彼らとの間に効果的な関係を構築する。
🔵成果達成の推進
一一一自分自身と担当部署に高い成果目標を設定する。測定手段を設定し、それを用いて目標達成の進捗状況をチェックし、管理する。高い目標の達成に向けて粘り強く取り組むとともに、目標達成や継続的改善に取り組むこと自体に満足感を覚える。
🔵工ンパワメント・権限委譲
ーーー適切な権限委譲を通じて、より高いレベルの組織の問題や課題に対する部下たちの当事者意識を醸成するとともに、現在の能力範囲を拡大するよう部下たちに奨励する。
🔵バイタリティー
ーーー組織の要求に応えるべく、必要なレ ルの精神的スタミナと肉体的スタミナを発揮する。
🔵起業家感覚
ーーー市場獲得のための主要要素に対する理解を深め、それを他者に伝える。市場獲得のための主要要素に関する知識を最大限に活用して、ピジネス・チャンスや顧客重視を強化するチャンスを創出あるいは把握し、新たな市場や製品、サービスへと事業の拡大を図る。
🔵戦略的方向性の設定*
ーーー長期目標やビジョンを達成すく、 事実情報や前提事項を分析して長期行動計画を策定し、実行する。経営資源や制約条件、組織のバリューを考慮に入れる。（※比較的長期でビジョンや戦略上の意思決定に関する事項）
🔵経営幹部としての性向
ーーー自組織のバリューどおりの印象を与える。リーダーとして尊敬を受けるに値するような資質、特性、および態度行動（知性、 職務遂行能力、および特殊な才能を除く）を示す。
🔵グローバル感覚
ーーー競争の激しいグローバル・ビジネス環境を理解するとともに、組織のグローバル戦略に影響を与える経済的、社会的、政治的動向を認識し、それを仕事に反映させる。
🔵他者への影響
ーーー適切な対人スタイルとテクニックを用いて、アイディアや計画に対する他者の賛同を獲得する。自らに課された任務や置かれている状況、相手に応じて、自らの言動を修正する。
🔵学習指向
ーーー新たな知識や経験、挑戦に強い意欲を示すとともに、他者にも同様の意欲をもつよう促す。日常的に学習の機会をつくり、利用する。
🔵職務の管理
ーーー優先度の高い目標や任務、要件、課題、チャンスに十分な時間を充当すべく計画することで、自らの仕事を効果的に管理する。
🔵人的資源の活用
ーーー組織の目標に沿って、自部署内外の人材を確保し、活用し、管理する。必要に応じて、担当部署外の人材を取り込むべく積極的に交渉し、必要な人材を確保する。
🔵業務運営上の意思決定*
ーーー情報や事実を関連づけたり、 比較検討したりする。適切な情報を確保し、 重要な問題や課題を把握する。 経営資源や制約条件、 組織のバリューを考慮しながら複数の対策案を考案し、 比較検討したうえで最善の方策を選択して実行する。（※比較的短期の日常的な業務の意思決定に関する事項）
🔵説得力
ーーー他者を説得し、 相手の心を動かして、 自らの見解を受け容れさせたり、自らの意向を採り入れさせたり、 特定の行動をとらせたりする。
🔵前向きな性向
ーーー困難な状況に直面しても、 前向きな姿勢でその打開を図る。
将来の見通しや、その結果としてもたらされるチャンスについて、現実感を損なわない程度の希望的観測を示す。
🔵環境の認識
ーーー組織や政治、 社会の動向や傾向性を正確に把握し、広範な視野からの組織感覚を発揮する。
🔵ビジョンの売り込み
ーーー組織の長期戦略を熱意をもって売り込む。組織の将来像を明確に描き上げ、それが実現したならばどこがどのようによくなるかを部下たちに理解させ、実感させる。
🔵チーム成果の推進
ーーー適切な対人スタイルと方法を用いて、 優れた成果やピジネス目標の達成に向けてチームを構築し、動機づけ、導く。
🔵多様性の尊重
ーーーあらゆる人々が自らのもてる能力のすべてを自然に発揮して組織の目標達成に貢献できるような職場環境を醸成し、維持する。
🔶DDIとは
DDIは、世界最大手の革新的なリーダーシップ・コンサルティング企業です。1970年の設立以来、この分野の先駆者として、リーダーのアセスメントや能力開発を専門としてきました。顧客の多くは、『フォーチュン500』に名を連ねる世界有数の多国籍企業や、『働きがいのある会社ベスト100』に選ばれている世界の優良企業です。
DDIでは、組織全体におよぶリーダーの採用、昇進昇格、能力開発手法に変革をもたらす支援をすることで、すべての階層において事業戦略を理解し、実行し、困難な課題に対処できるリーダーの輩出に貢献しています。
DDIのサービスは、現地事務所や提携先を通じて、多言語で93カ国に提供されています。また、同社の研究開発投資は業界平均の2倍であり、長年にわたる実績と科学的根拠に基づいた最新の手法を駆使して、組織の課題を解決しています。
■関連情報
・DDIのご紹介
https://www.ddiworld.com/about
🔶おすすめソリューション
会社名：株式会社マネジメントサービスセンター
創業：1966（昭和41）年9月
資本金：1億円
事業内容：人材開発コンサルティング・人材アセスメント
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