見出し画像

「休むこと」が苦手な私が出したひとつの答え

みなさんは体調不良など休みが必要な時に、ためらわずに「休みをください」と言えますか?私はこれを言うのがとても苦手です。

最近休み関連でトラブルを起こしてしまったのですが、昨夜あるひとつのことに気が付いたのでここに残しておきます。


私は小さいころから長年ピアノを習っていて、今でも連絡を取り合っている恩師の先生がいらっしゃいます。ある時期、この先生は1~2年ほどお休みを取られて、私は別の先生に習いに行っていました。

当時は先生が(一時的に)変わるということで、「新しい先生ってどんなんだろう」とその方面を気にしていましたが、大学生になった今私はこう思っています。

「先生が、あの時しっかりお休みを取ってくれてよかった」


当時休んでいた理由を私は詳しく聞かされていません。恐らく、健康面において休養が必要だったからだと思います。

その後、先生はちゃんと戻ってきてレッスンをしてくださり、私の音大受験のスタートも見守ってくださり、今は子どもも生まれてお母さんになられています。

私が通っていた教室はグループレッスン制の教室だったので、生徒もたくさんもっていてお休みを取るのも大変だったと思います。でも、その時しっかり休んでいなかったらと思うと、恐ろしい気持ちになります。


私の愛読書に、借金玉氏の『発達障害サバイバルガイド―「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』という本があります。

その中には、このような言葉があります。

「1年後に生きていたいなら、今休め」

出典:『発達障害サバイバルガイド―「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47」著者 借金玉

この本の文脈としては、「10年後の心配より1年後の自殺リスクの方が怖いから」ということなのですが、健康面においても似たようなことが言えると思います。休みが必要な時に休まないでいると、治る病気も治らなかったり、病気が進行したりしかねません。


先生は、今もお元気で子育てをしつつピアノ講師業をされています。教え子として、これ以上のことはありません。


「休む」ということは、すごく勇気が要って大変なことだ、ととても思います。職場に迷惑をかけるかもしれないし、周りの人になんて思われるかわからない、と怖さも伴います。

ですが、私はこの先生のことで、

「休むべき時に休んで元気で居続けることで、喜んでくれる人がいる」

ということに気が付きました。私は友達も人望も多いタイプではないので、そういう人がいたらいいな…と思うことしかできませんが…

とかく、そういう風にまずは思ってみるしかないと思います。これは「自分を大事にする」ということの第一歩でもあると思います。

「休む」ことはてっきり「自分だけのため」ではたから見たら怠けていると思われるのでは?と思いそうになるけれど。それが、「大事な人のため」になるのなら。私はもう少し自分のことも大切にできるようになってみたいと思います。


☆「みんなのフォトギャラリー」から画像お借りしました。ありがとうございます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?