詩 「無駄」
人生には
無駄なことが
たくさんある
無駄を
愛せば愛すほど
感性は豊かになる
無駄のチカラは
無駄が無駄として
あるときにのみ働く
人生を豊かにするために
無駄を愛するようでは
まだまだ無駄がわかってない
無駄の本質は
役に立たないことである
その行為が
結果的に役に立ったとしても
その行為を
役立てようとしない姿勢があれば
どんなものでも無駄になり得るのだ
たとえば
きみが笑ったとして
きみは笑ったことで
幸福感を得たとしよう
きみに問いたい
きみのその笑顔は
幸福感を得るために
つくられた笑顔なのか
それとも
ただ笑ってしまったのか
きみの
ただ笑った顔は
どんな益にも勝る
誇り高い無駄である
だから今日こそは
ためにならないことをして
ためになろうとしなかった
自分を好きでいられるような
豊かな感性を育てましょう
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