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マイクロディベロッパー/"誇れる地元"を全てのひとに。【2022版】

あけましておめでとうございます!
1年前に自己紹介noteを書いてからあっという間の1年でしたが、この間で動き方にも変化があったので、簡単に自己紹介のアップデートをまとめてみようかなと思います!

ということで、

自己紹介2022版!

守屋真一(31)
1990年神奈川県秦野市出身。「”誇れる地元”を全てのひとに。」をヴィジョンに建築・まちづくりにおける企画・設計・運営に携わる「マイクロディベロッパー」として、複数組織を横断しながら活動。地元と東京の二拠点居住。芝浦工業大学建築学科、同大学院修了後、株式会社日本設計、VUILD株式会社を経て、現在はmicro development design代表。ADDReC株式会社プロデューサー、一般社団法人超帰省協会共同代表、NPO法人ローカルデザインネットワーク副理事長、建築ユニットmonaca共同主宰を兼務。YouTubeにて建築ラジオ・FMアーキチャットを配信中。

という肩書きだらけの自己紹介になってしまいましたが、わかりやすく図式化してみると、

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こういった変遷を辿っています。現在は、

・マイクロディベロップメントデザイン/個人事業主/企画デザイン
ADDReC株式会社/プロデューサー/新規事業開発・空間プロデュース
NPO法人ローカルデザインネットワーク/副理事長/まちづくり
一般社団法人超帰省協会/代表理事/コミュニティ・コンテンツ企画
建築ユニットmonaca/共同主宰/建築設計

の5つの組織と

FMアーキチャット/共同主催/YouTubeチャンネル
each I standard/夫婦建築ユニット/建築・拠点開発

の2つの取り組みを横断した活動をしています。

2016年に新卒で会社員になり、その後2020年から個人事業主に変わったことで、ある意味独立した形になりました。具体的にはプロジェクト単位や工数での契約、もしくは自主事業で構成しています。


趣味ベースのことが仕事になってきた

2021年で起きた大きな変化が、これまで趣味でやっていたことが仕事に変わってきたことでした。例えば、グラフィックデザイン、イラスト、まちづくりワークショップのファシリテーション、グラフィックレコーディング、ワーケーション企画、超帰省、YouTubeなどなど。

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福井県勝山市「まちのデザインスクール」の講師とワークショップのファシリテーションをさせてもらいました!

大学院のときに東伊豆で空き家の改修をはじめたことをきっかけに、建築設計だけのキャリアではなく、さまざまなプロジェクトに関わるようになって8年。ここまで貯めてきたスキルと経験がひとつ形になり、次のフェーズに入っていく予感がしました。


30代、次の10年を見据えて「絞る」

20代はひたすらできる経験の全てに手を出してきました。誘われたことはやってみる、やりたいことはやってみる、といったように、文字通りあちこち手を出してきました。

結果、去年くらいに自分の”稼働限界”を感じました。
おそらくもっともっと動いている人もいるけど、僕の中では現状の動き方が持続的ではないなと思い、「絞る」ことが絶対的に必要だなと感じました。「絞る」ことで専門性を高めていくことが、コスパのいい高効率な働き方、そしてなにより持続的な働き方につながると思うようになりました。


「マイクロディベロッパー」という職能

じゃあ、なにに「絞る」のか。
そのときに立ち戻ったのが修士論文の際にテーマにした「マイクロディベロップメント(小規模再開発)」という考えでした。

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エリア価値を高めることは共通でありつつ、大規模再開発のように大きな開発をせずとも、リノベーションやまちづくりの手法でエリア価値を高めていくことができないか。そんなポジションを築いていけないかと改めて考えるようになりました(この辺りの詳しいコンセプトは追々まとめていきたいと思います!)

そんなことを踏まえて、今、方向性を絞りつつあるプロジェクトの具体例をいくつか紹介したいと思います。


「マイクロディベロップメントデザイン(mdd)」

※個人事業主/企画デザイン
mddでは設計する前後の企画・運営を含んだトータルでの空間プロデュース事業を展開。ワークショップ、グラフィックレコーディング、イラストなどを利用した共創型のコンセプトメイクも得意としています。

「CREPE & DRINK TATENOICHI」

施主:稲取温泉旅館共同組合
企画:マイクロディベロップメントデザイン
設計:monaca
エリア:静岡県東伊豆町稲取地区

稲取温泉旅館共同組合さんが運営するカフェのプロデュース。「包む」をテーマに稲取の食材を「包む」クレープをメインにしたカフェと次世代プレイヤーの活動拠点になる屋内広場を企画。最初は設計としての相談でしたが、なにをつくるのか、どうプロモーションするのかを空間設計の拡張として提案。ウェブサイト・SNS、内装、パッケージまでを一貫した体験として提供をし、エリアの価値を高める試みにチャレンジしています。

ゆったりできるカフェ(左)と次世代プレイヤーの拠点としての屋内広場(右)


「NPO法人ローカルデザインネットワーク(LDN)」

※副理事長/まちづくり
LDNは14人のメンバーで構成されたNPO法人です。東伊豆を拠点にキッチンスタジオとシェアオフィスの運営を軸にまちづくり活動をしています。メンバーの半数以上が東京圏に居住している関係人口によって構成している点がユニークな団体です。

「まちまるごとオフィス東伊豆」

施主:東伊豆町
企画・運営:NPO法人ローカルデザインネットワーク
エリア:静岡県東伊豆町

まち全体をオフィスに見立て、まちの遊休施設を活用したワーケーション推進事業。まちの中のシェアオフィスや役場の使っていない会議室、旅館のロビーや空室、そして自然豊かな屋外空間もWIFIと電源だけ整っていたら十分オフィスになるのでは?というきっかけから始まった企画です。2回のモニターツアーを実施し、来年度から提携施設を増やし、一般利用を開始予定です。

東伊豆の自然を生かした「ネイチャーオフィス」
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まちまるごとオフィスのコンセプト図。オフィスの要素を分解してまちに点在させる。


一般社団法人超帰省協会

※共同代表/コミュニティ・コンテンツ企画
友人を連れて地元に帰省することを「超帰省」と定義して、文化として広める活動を展開。想いを共有した超帰省アンバサダーは2021年末時点で96名。2021年からは「信頼関係人口の創出」をソーシャルミッションに掲げ、ワクワクする個人の活動から社会的意義のある活動へ。SHIBUYA QWS チャレンジプロジェクト3期生。


「中津超帰省ツアー」
主催:中津耶馬溪観光協会
企画:一般社団法人超帰省協会、暮らしをつくるシェアハウスhitotose
エリア:大分県中津市

大分県中津市耶馬溪への超帰省ツアーの企画ディレクション、運営サポートを実施。アンバサダーと連携し、帰省目線での一泊二日のツアーを企画。観光ではできない、帰省ならではのローカルな体験を作り出しています。秋冬の全3回実施。


また、NewsPicksさんやLIFULL STORIESさんといったメディアにも取り上げていただき、より多くの方にも認知していただくことができました!掲載ありがとうございます!


建築ユニット monaca

※共同主宰/建築設計
2021年に結成した守屋・中西・門井の3人による建築ユニット。店舗、宿泊施設、住宅などの設計を手掛ける。アトリエ、組織設計事務所、スタートアップ出身の経験を生かし、建築設計に留まらず、企画や運営、PRなどを含めた空間提案を行う。

ゲストハウス、カフェの内装プロジェクトが進行する東伊豆での一枚

まちに風吹く、ソーシャルハウジング」(URまちの暮らしコンペティション・佳作)

コンペ主催:独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
設計:monaca
協力:株式会社CAMPFIRE

赤羽台団地のリノベーションコンペ案。「団地」を「ソーシャルハウジング」にアップデートする企画・設計をクラウドファンディング最大手の株式会社CAMPFIRE社と共同提案。集まって住むこと価値をまちづくりに繋げ、運営・マネタイズと空間をリンクさせた設計。計306作品の中から最終6選に残り、二次審査により佳作受賞。

URまちの暮らしコンペティションのプレゼンシート



"誇れる地元"を全てのひとに。

これまで紹介したプロジェクトの内容を振り返り、今後の自分の活動を絞っていくテーマとして「地元」があります。
自分自身の地元を"誇れる地元"にしていきたい。そして、だれかの地元も"誇れる地元"にしていきたい。

これから徐々に自分の地元でも世代交代がはじまり、自分がプレイヤーとしてまちをつくっていくフェーズになっていくと感じています。
一度地元を離れてみて気づいた地元の良さも課題も全てひっくるめて、再解釈して価値に変えていきたいと思います。

そして、同じようなことが日本全体で起きたら日本はもっと面白くなるはずだし、持続可能なまちのあり方が見えてくる気がしています。

といった大きなヴィジョンも引き続き持ちながら、まずは着実に目の前のことに取り組んでいきたいと思います。

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どうぞ本年もよろしくお願いいたします!


#誇れる地元を全てのひとに

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