見出し画像

底抜けにポジティブな子供が育つ、たった3つの「魔法の言葉」

うちの子たち、ポジティブなんです。

決して自分からグイグイ行けるタイプの子たちではないのですが、どこにいっても友達を作って、ジョークを言って笑いを取り、名前を呼んで近づいてきてくれるお友達が複数います。

小学校低学年の頃も、知り合いがいないサマーキャンプやスキー教室に送り込めば、送り出した5分後、集合の列に並んでいるときから知らない子とお友達になっておしゃべりをして、引率の先生に注意されてその子と一緒に笑っていたり。

小学校高学年でマレーシアにきてインターナショナルスクールに転校したときも、英語がほぼ話せない状態で来たのに、しばらくするといろいろな国籍のお友達を作っていたり。

マレーシアのプールや遊園地に遊びに行けば(知っている方は知っている、サンウェイラグーン)、同じライドに乗り合わせた年上の人たちと英語でジョークを言い合ってみんなでゲラゲラ笑っていたり。

今日は、そんなうちの子たちの「生きやすい」キャラクターを作るのにきっと寄与したんじゃないかな、と思われる、幼いころからかけてきた「3つの言葉」をご紹介します。

子供と向き合っているとイライラしてしまう。
ワンオペ育児やステイホームが窮屈でツライ。
子供の悪いところしか見えなくていつも叱ってばかり。

そんなお悩みのある方は、ぜひ参考にしてみてください。

魔法の言葉① だいじょうぶだよ

画像1

これね、子供が失敗した時、何かがうまくいかなかったときにすかさず言ってください。
失敗したこと、うまく行かなかったことは「もう起こってしまったこと」なので、もう気にしない。子供だって、わかっています。

トイレトレーニングがうまくいかなかった2歳のときも
「だいじょうぶだよ」

公園で転んでしまったときも
「だいじょうぶ、なかないね、つよいね」

怖そうな犬や見覚えのない虫がいるとき。
「だいじょうぶ、なかよくなれるよ」

漢字テストでたくさん間違ってしまった低学年時代、
「だいじょうぶ、だいたいできてる!」

発表会の出番の直前も
「だいじょうぶだよ」

発表会で失敗してしまったときも
「だいじょうぶだよ、素敵だったよ」

誰かにちょっとしたイジワルをされたときも
「そういうのって、だいじょうぶなんだよ」

習い事に行きたくないとゴネたときも
「だいじょうぶ。○○先生に優しくしてってメールしておくから、どうだったか教えてね」

注意や処置や対応が必要ならもちろんそれはそれでしますが、どこの家でも起こるようなたいがいの日常的なことは「だいじょうぶだよ」です。

特に、小学生・中学生になって勉強でつまづいたときにも「だいじょうぶだよ」が有効です。
今じゃなくてだいじょうぶ。そのうち理解すればだいじょうぶ。
そう言われた子供は、やる気を出しますよ。


魔法の言葉② かわいいね、だいすき

画像2

子供の自己肯定感のためには褒めることが大事、なんてわかっているけど、褒めるとこなんてない!デキないことばかりだし、やるべきことはやらないし、面倒なことばかり起こすし!ってこと、ありますよね。

でも、子供が何ひとつできていなくても、親なら言える言葉が、「かわいい」と「だいすき」ってこと。これはセットで浴びせかけちゃいましょう。

失敗したとき、いたずらしたとき、
「もう(怒)!かわいいなあ!だいすき!」 
口調は怒っててもいいです。可愛い、大好き、って言ってみて。

落ち込んでいるとき、お友達とケンカしたとき、
「○○ちゃん、かわいいね、だいすきだよ」 
誰が悪くても悪くなくてもかまわないです。私はあなたが可愛くて大好き、って伝えてみて。

寝る前。おやすみとセットで
「かわいいね、だいすき」

なんでもないとき。
「かわいいね、だいすき」

ママーってよばれたら、用件を聞く前に「なあに?だいすき?」って聞きかえしちゃう。
子どもは「うん!」と答えて、もう一度ママ―って呼んできますよ。

それを小さい時からやっていると、あとあといいと思います。

もしお子さんが高学年や中学生でも、反抗期に入り切っていなければ有効です。
バチバチしがちな同性の子供(ママと娘)ならなおさら、ぜひお試しください。
なに言ってんの?なんて言われたとしても、ぜーったい嫌な気はしてませんから。

我が家では、子供の代名詞が「だいすきちゃん」です。
人をFlowerと呼ぶイギリス人マダムのように 笑)

「かわいいね、だいすき」と言われ続けて育てば、反抗期になってしまっても、それが終われば親のところにちゃんと帰ってきますよ。

魔法の言葉③ ありがとう

画像3

何かいいことをしてくれたら「ありがとう」、というのが従来の使い方ですが、ここは一歩進んだ使い方をご紹介。

なにかをさせたいときに、先に「ありがとう」と言ってしまうのです。

これから片付けてくれるのかな?ありがとう!

お、勉強をやりそうな気配がする! いいね! ママを怒らせないでありがとうね!

ゴミ捨てに行ってくれるかな、ありがとうね。
(だいすき、かわいいね。を追加してもOK!)

寝る前やなんでもないときにも、
生まれてありがとうね。
元気でありがとうね。
かわいくてありがとうね。

子供が勉強(ピアノの練習、運動、家事の手伝い、片付けetc.)をしない!
褒めなきゃいけないのはわかっているのに、いつも叱ってしまう!
そんな状況にイライラする!
ってときは、「今からやるんだね、ありがとう!ママうれしいな!」って先に宣言しちゃいましょう。

とはいえ、私も、ガミガミママ

画像4

…とか言っていると、私がさぞかし聖人君子のような穏やかママであるかのようですが、全くそんなことありません。
感情的に怒ることだってあるし、雷を落とさないと子供が動かないことだってしょっちゅう。

でも、
だいじょうぶだよ
かわいいね、だいすき
ありがとうね

って努めて言うようにするだけで、だいたいがなんとかなっちゃうんです。

子供に浴びせる言葉は自分にも降り注いできます。
子供も、浴びせられた言葉を口にするようになります。
「だいすきだから、許してよ、テヘペロ!」的に要領よく使われちゃうこともありますが、それも笑い飛ばしてしまいましょう。

少なくとも、怒られたまま眠りについて、子供の寝顔に向かって反省することが少なくなると思いますよ。

健全な自己肯定感を持って育つって、大事なことです。
それは柔軟性と強さとなり、急な変化にも、周囲と自分が違っても、過度に戸惑わないですむ前向きさを育てるはず。
だって、「だいじょうぶ」なのだから。

ご興味を持っていただけたら、フォロー&スキしていただけたら、私も子どもみたいにやる気になります。

また読みにきてね。ではでは。

YURIKO ☕

スキやコメント、サポート、シェア、引用など、反応をいただけるととてもうれしいです☕