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自宅待機令がもたらした解放

5月23日(土)。アメリカは来週月曜がメモリアルデーの祝日のため3連休。自宅待機令(SIP)中なのでどこかへ出かける予定はないけれど、リモートワーク中であっても連休というのはうれしいものです。

ここ数日、ツイッターで紫原明子さんの東洋経済の記事、香山リカさんの幻冬舎での記事を読んで思うところがあった。

二つの記事に共通しているのは、某ウィルスのおかげで自粛生活が始まり、予想外の「解放」を感じている人々の話。

満員電車から解放された、オフィスで人と会わずに済む、通勤しないせいで睡眠時間が増えた、などは、「まぁ、そうなるよね、いいよね、楽だよねー」ということだが、自分でも自覚していなかった何か”圧”のようなものから解放された人も少なくない。自分はバリバリ働くのが好きだと思ってやってきたけれど、実はそうでもないことがわかった、とか、仕事と家のことに忙しい平日に加えて週末は養護施設にいる高齢の親御さんに会いに行くのを欠かさない人が、自粛生活で面会を控えてくれと言われてから、体調がよくなってきた、とか。この二つの記事を読みながら、わかる・・わかるぅぅぅと感動してしまった。

私が解放されたものは、通勤、早起き、転職へのプレッシャー(自分で勝手に思っていた)、面倒な上司や同僚と顔を合わせること、何時までにこれをやってあれをやって何時の電車に乗るというスケジュール(そしてこれを5日同じようにこなすこと)。
週末や休日に、どこかおしゃれなレストランや特別な場所に行かなければ、変わったことをしなければ、みたいな謎のプレッシャーからも開放されている気がする。

写真は昨晩初めて作ったマティーニ。我が家はカクテルなど普段全く飲まないのでカクテルグラスもなく、酒屋で買おうとしたらグラスウェアはほとんど売切れていた。みんなSIP中の楽しみは同じなんだなと。

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