不愉快な気持ちを記憶から流す
先日親戚と3日間過ごして非常に不愉快な思いをした。何か決定的なことを言われたわけではないが、ボディーブローのようにじわじわと効いてくる不快な言葉を投げかけ続ける人だった。
家に帰ってきて一人になった途端、どっと疲れが溢れ出た。会話のやり取りや、不快な脳の動きが止められず、繰り返し自己否定的な考えを持ってしまって大変だった。
忘れるために、眠る時と同じ方法を採用してみた。全てのことを考えないようにする方法だ。
考えが浮かんできたら、その瞬間にすぐ遠い風景の彼方にそのイメージが飛んでいく想像をする。これを、眠くなったり、そのことを考えなくて済むようになるまで繰り返す。
たったこれだけだが、かなり効果があった。
大抵嫌なことがあると、たとえ眠れたとしても、目が覚めた時にすぐ不快感が襲ってくる。だが、今回すぐ忘れるようにしたことで、かなり軽減された。
今までは、嫌なことに正面から自らぶつかり、問答し続けることで「嫌なこと」に打ち勝とうとしてきたが、自分のように生真面目で自己矛盾を許さない人間は、他人に腹を立てているつもりが、いつの間にか自分まで罰する考えになって辛くなってしまっていた。
考えるのをやめるなんて逃げだ!一時しのぎにしかならない。そう思っていたが、不愉快からしっかり目を逸らすことを、丁寧にこまめに「心のメンテナンス」として続けていけば、問題ないのかもしれない。なぜならその不快な出来事、考えは、自分には全く必要のないもの、向き合う価値すらない相手の可能性が非常に高いからだ。
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