「読んだら忘れない読書術」 読後感
読むのは二度目になります。
一度目は今年の一月。
今年は読書をしようと思い、ますばこの本を最初に読みました。
ざっくりと本書のポイントを説明をしてから、この本を半年間実践した結果と、二度目に読んだ感想をつらつらと書こうと思います。
まずは、本書のポイントとなる、記憶に残る読書術のキーワードは二つ。
「アウトプット」と「スキマ時間」です。
● アウトプット
・脳は、「重要な情報」以外は、全て忘れるようにできている
・脳が「重要な情報」と判断する基準は2つ
「何度も利用される情報」と「心が動いた出来事」
・「何度も利用される情報」とは、7〜10日以内に3〜4回アウトプットした情報にあたる
・脳の仕組みとして、情報はまず「海馬」に1〜2週間仮保存される。仮保存中、何度か引き出された情報は、「側頭葉」に移動され、長期保存される。
・「心が動いた出来事」とは、喜怒哀楽など激しい情動の変化がともなう出来事
・喜怒哀楽にともなって、記憶力を増強する脳内物質が分泌される
・科学的なデータによって記憶力のアップが確認されている脳内物質は、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシン、など
● スキマ時間
・高い集中力を維持できる時間は15分
・「初頭努力」「週末努力」により、60分の読書より15分の読書を4回の方が、記憶力が高まる
※始まったときの「さあやるぞ」と、ゴールが見えた時の「もうひとふんばり」により、最初と最後の5分が集中力が高まる
・時間制限を設けることで、ドーパミンが分泌され、記憶力が高まる
・短いスキマ時間を活用することにより、効率的な読書術が可能となる
この二つのキーワードをベースに様々な読書術が紹介されています。
アウトプットの仕方や、記憶力アップの脳内物質を分泌方法、スキマ時間を活用する時間術など。
月に20〜30冊読まれる著者の樺沢紫苑さんの実体験と科学的根拠が融合された読書術が詰まった一冊です。
今年に入ってから約半年で30冊程度を読み、以下のアウトプットを一冊あたり、2〜4つ程度実践しました。
※読書時間は5分〜2時間程度とまちまち
① 本にマーカーをする
② 音読する
③ 好きなフレーズ、きづき、内容の整理をノートにメモする
④ 人に話す
⑤ SNS(note)に感想を書く
結果としては、本の概要レベルであれば覚えています。
その本の良い所や好きな所も、人に話すことが出来そうです。
ただ記憶力の問題だと思いますが、詳細レベルをこと細かには覚えていないです。
去年と比較しようと思ったのですが、去年何を読んだのか思い出せないので、格段の成果だと思います。
半年空けて二回目を読んでみると、実践した方が良い読書術を改めて見つけました。
「ワクワクする本を、ワクワクしている間に一気に読む 〜 鉄は熱いうちに打て読書術」
ワクワク感に包まれながら、ドーパミンが分泌された状態で本を読むことにより、より記憶に残すことができる読書術です。
本屋に行ったら面白そうな本をすぐ買ってしまい、まだ読めていない本が数十冊溜まってしまいました。
折角、ワクワクしながら買ったのに、ワクワク感が薄れた数週間後に読むのは勿体ない。
来月は本を買わずに、楽しそうな積み本から読むという目標ができました。
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