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〈Blog〉Melbourne_vol.2

Melbourne街歩き_vol.2


オーストラリアは1901年にイギリスから独立。

WWⅡ以降イギリスやアイルランドからの移民が減り、労働力確保のため移民を多く招こうとしていたけど

当時オーストラリアは白人主義が根付いており、(だから先住民族であるAboriginal/Wurundjeri peopleの迫害があった。)
ギリシャやイタリア、クロアチア、ポーランドから「英語が話せない」移民が多く渡った。

この経緯が現在のメルボルンを多文化社会へと導いている。

ちなみに、現在メルボルン大都市圏の住民の出身国割合(2006年~2016年 国勢調査による)は、
59.8%がオーストラリア、非回答の6.3%を除く33.9%が外国生まれの移民。



メルボルン都市部の北西部には「Little Italy」と呼ばれるエリアがあり、
メイン通り沿いには特にイタリアンレストラン等が多く並んでいる。

平日のランチに訪れたけど、歩行者ははやりイタリア・ヨーロッパ系の住民が多く見受けらた。


オーストラリア人の60歳のおじいさんからも、
🧔🏼‍♂️「メルボルンで美味しい料理を食べるならここに行くといい!」
とお勧めしてもらった中にもこのエリアが入っていたので、
50年以上前からこの特徴が顕在していたということだ。

パスタ、ワイン、ティラミスすべて最高に美味しかった!✨


エスニック・セグリゲーション」という言葉がある。

宗教や言語、文化的な特徴、あるいは所得などの経済的状況によって
特定のエスニックグループがまとまって、他のグループとは住み分けている状況のこと。

特に都市部においてみらるもので、日本でも研究されている。
🍴🥢🫖🍵☕

 セグリゲーションによりその地域に商業的・文化的な独自性が生み出され、
観光者にも次世代の住民にも、その地域・街を訪れる目的を抱かせる。
そしてその地域・街に資金が集まり経済が動くことになる。

メルボルンに来て街歩きをしていると、そのようにセグリゲーションがもたらす地域経済への影響って、とても大きいと感じる。

 
セグリゲーションは人間の同族意識・社会心理からして自然発生的に起こる現象だと思うが、
マクロな都市計画・まちづくりを考えるとき、
ミクロな個人開業・店舗経営を考えるときに、
重要な要素として読み解く必要があると実感させられた。

 
ウガンダ,Africaにも多くの移民が暮らしている。
今後、ウガンダでのセグリゲーションも読み解いていきたい。

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