自分にとっての当たり前が崩れたKには、新たなポジションが作り上げられていきました。それは「お兄ちゃん」というポジションでした。 それは、何事にも「お兄ちゃんだか…
1987年某月某日、若い夫婦の間に第一子となる元気な男の子が誕生。若い夫婦の両親も大喜び。1年間各方面からの並々ならぬ愛情に囲まれ、大切に育てらたKは、なんの苦労もす…
Mr.K
2020年9月20日 16:21
自分にとっての当たり前が崩れたKには、新たなポジションが作り上げられていきました。それは「お兄ちゃん」というポジションでした。それは、何事にも「お兄ちゃんだから」という言葉がつきまとうポジションでした。これまで当たり前に出来ていたこと、例えばスプーンにのったものを口にこぼさず入れるということでも、それをいつものように当たり前にやってのけると、「おぉ、さすがお兄ちゃん」と両親は私を褒めてくれるよ
2020年7月22日 14:51
1987年某月某日、若い夫婦の間に第一子となる元気な男の子が誕生。若い夫婦の両親も大喜び。1年間各方面からの並々ならぬ愛情に囲まれ、大切に育てらたKは、なんの苦労もすることなく、すくすくと元気に育っていきました。そして、その1年後、Kの周辺で大きな変化が訪れます。1歳の誕生日を迎えた数日後、Kの目の前には見たことのない赤ん坊が家族の注目を集めています。それまで一身に家族の視線を集めていたKは、