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空虚

何か投稿したいと思い立って筆を進めている。テーマが思いつかない。今は、メンタル心理カウンセラーとして、どんな悩みを解消できるのかを深く考察しています。今のクライアントの1人に、恋愛に悩みをもっている40代の女性がいる。彼女へのサポートに焦点をあて、普遍性のある内容にしていきたい。

幼少期に母親からの愛情を受けずに育って、自分の心情を言葉にしてこなかった。その弊害は想像以上に大きい。今になっても、自分が何をしたいのか?どう感じているか?わからない。ピンとこないらしい。周りに気を遣って、自分のことを後回しにしていくと、ほんとうの自分と繋がる脳のルートが遮断される。

そのため、自分がわからない。自分が好きなこと、やりたい仕事、なりたい自分の理想像がない。瞑想しても浮かばない。イメージできない。男性を好きになると、バランスを失う。だから、私の所に来た。現代の言葉で言えば、自分軸をもてないのである。

感じている感情をそのままノートに書き留めてもらうことにした。世間体や常識や周りの目を意識してばかりいると、自分が感じることを感じれない。理想の自分が描けないし、どこに向かえばいいのかもわからない。単純なことのようで、できない人は多いように思う。

以前の私がそうであった。今は過去のこととして話せるが、ずっとそうだった。自分に自信などなかった。好きなこと、やりたいことがわからない。それはアイデンティティ、自分は何者?という問いと同じ気がする。答えがなかったし、答えがなくても、特別困ることはないが、心の底から涙して感動したり、人生の素晴らしさを心底味わえるようなことにはならない気がしていた。

NLP(神経言語プログラミング)の「頂きワーク」という心理療法で自分と初めて出会えた気がする。本当の自分になった気がする。天命を知るワークとも言われる。自らの理想の世界をトランス状態で見て、常態化していく。コンテンツフリーなので、悩みを言わなくて済む。

役に立つ心理療法だと思う。自分の好きなこと、やりたいことがわからないそんな人に役に立つ。自分軸がないと、恋愛して男性を愛すると苦しくなる。相手の世界に没入して自分を失うからだ。

その女性の体験を聴いてるだけで苦しくて切なくなる。と、ふと、頭をよぎる。忘れかけてた記憶が蘇る。学生時代の私もそうだった。女性を好きになると苦しかった。自分を否定されるところからいつも逃げていた。女性といる世界に依存してしまう。失うことが怖かった。切なくて、酸っぱいような感覚で思い出される。

自分が存在してその個性を愛して、自分自身の世界観を確立していれば、男性の世界一色に染まることがない。自立した大人としての恋愛を楽しむことができる。

一言で、自分軸をもつと言っても、簡単にできない人は多い。特に、周りに合わせる日本人だからこそ、潜在的にたくさんいると思う。そんな人の役に立てる人間に、私はなりたい。

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