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オンライン授業を始めるにあたっての考え事(前向きな、わくわくの話)

こんばんは。しめじです。

今夜は、最近ずっと考えていることについてお話しします。
(形容動詞の活用はまた後日)

オンライン授業が始まります。

お金に関する意思決定が早く、そもそもの設備力が優れている私立の学校にはかなり遅れましたが、私の自治体もようやっと「公として」オンライン授業に乗り出します。

もうすでにLINEを使って課題を生徒に配ったり(クラスのグループに入る子が嫌だ、という子は仲のいい子に転送してもらったり、直接メールアドレスを聞いて送ったり、漏れないように送れるようにするのは少し時間がかかりますが)、ホームページ・ブログのアドレスを周知しておすすめの動画教材を紹介してみたり、各自がこそこそとやっていたのですが、やっと統一されたフォーマットが生まれることになります。

(こうやってNOTEに色々書いているのは、その一環ではありません。飽くまで不特定多数の、お互いに面識のない人向けに書いていますので)

やっとか、というお叱りの声も聞こえては来ていますが、正直に言うと通信設備や使うWEBサービスなどは学校単位で勝手に決められません。教育委員会が「現場で決めて」と言わない限りは勝手に進められないんです。
お役所仕事で申し訳ないですが、こればっかりは勝手なこともできません。

考え事1 20分で何ができるか

ちなみに、20分のオンライン授業+課題提出という形になるようなのですが。(双方向の通信を行うか、一方的な配信にするかは生徒の通信環境の状態などで現場裁量)

20分でどうするのが一番いいんでしょうか。

私たち、20分で授業をするという経験がないんですよね。
どんなに短くても40分。基本は50分で考えます。
現代文の授業なんかは、進めるところまで進んで、時間が来たらそこでおしまい、という風にやっているように見えることもあるかと思いますけれど、大抵の先生はその授業内の中心となる課題やメインとなるシーン、場面なんかを想定して切る場所を決めています。(…そのはず。少なくとも私は。)

20分となると、随分勝手が違うように思いますね。

課題設定か、解説のどちらか一方にするのがよさそうです。
ただ、おそらく普段の授業でやっているように、大きな課題を示して、生徒同士で考えあったり教えあったりして、という時間は作れそうにありません。

個人的には、配信二日前に課題の書面をアップロード、LINEでも電話でもmeetでもいいから、友達と考えたい人は友達と、自分で考えたい人は自分でじっくりと考えて、配信前日に全員解答を送信しておくように指示。

配信授業で解説、補足を加える、という形が普段の授業に一番近いかなあと思うのですが。

結局最後は1対1の関係が40人分、になってしまうような気がして躊躇しています。
だからと言って、ひたすらこっちが説明しつづけるのも、だったらアップロードしておいて好きな時に見たらいいじゃない、と思ってしまって、非効率的なやり方に手を出すのも自分が納得いっていません。

おそらくその20分で学習活動が完結する、というイメージではなく、基本は生徒の自学自習であって、そこに補助、あるいは指標のような存在として配信が加わる、という構造をイメージして言っているんだと思うんです。

となると、その20分をどう使うかが、滅茶苦茶大事になってくるはずなんですが。
どうするのが最善そうなのか(やってみないとわからない部分はあるので、あくまで「そう」ですが)、ずっと考えています。悩んではいません。考えているだけです。

考え事2 国語×映像、をどう作るか。

国語って、基本的に学習対象が言葉、文字なんですよね。当たり前ですが。

社会とかは、画面いっぱいに資料(図表とか)を映すこともできますし、
理科なんかは実験映像や実際の写真など、見せられたらいいなあという教材がいっぱい。

私も元々専門は社会で、教育実習も地元公立学校での実習もすべて社会で行っていますから、「社会だったらこんなのも見せたい、あれも見せたい」っていうのが国語教師として10年目の今でも次から次へと脳内に浮かんできます。

でも、国語ってそれがない。

ないわけではないです。
例えばipadにpdf化した本文を映して、それを画面共有でpcに飛ばして配信(さすがに自分のネット回線は使いません)。
そこにapple pancilで直接書き込むとか、品詞分解するとか、書き下しをするとか、それだけでも違うんですが。

でもそれって黒板でやっていることの延長。
別に黒板でやっていることをやってはダメなことではないですし、実際の手順を視覚化するっていうのはとても大事なんですが。

せっかくだからもっと面白いこと、できないかなあと思ってしまうんですよね。

もちろん、目的は学習の保障なので、効果がなさそうなことを優先して取り入れるつもりは毛頭ありません。飽くまでもっとよさそうだと考えられるものがあれば、の話です。

色々アイデアはあるものの、実践例や報告が乏しいですから、いわゆるエビデンスは無い。
自分が率先して試して、効果のほどを検証できればそれもありかもしれませんが、普通の授業が行われない中で「実験」をすることの是非には自信がありません。

というわけで、結構考え事をしながらこの数日過ごしています。
具体的なアイデアが無いわけではないですが、それをここで書いてしまうといざ実践してみた時に自分がだれか分かってしまうようなことに万が一なると困るので、あいまいなままにしておきます。

いつもに増して誰の役にも立たない内容となってしまいました。
もしもこの行まで読んでくださった方いたら、なんだかすみませんでした。
でも、私のアウトプットにお付き合いくださって、ありがとうございました。

では、今夜はこの辺で。



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