【寒暖差とメンタルヘルス】
~寒暖差疲労はメンタルにも影響を与えます~
皆さまこんにちは!先週から今週にかけてぐっと気温が落ち込み、いよいよ「冬」を意識する時期がやってまいりました⛄
先日21日、北海道の旭川で初雪を観測したそうです。これは全国の気象台では初の観測となっており、平年よりも2日遅く、昨年よりも14日早い観測だそうです。今年の夏は異常気象の影響で例年よりも気温が高かったため、秋を通り越していきなり冬が到来した感覚ですね(笑)
そんな季節の変わり目になんとなく体がだるかったり、体の冷えや凝りが気になったり、イライラしたりといった不調を感じたことはありませんか?
もしかしたら「寒暖差疲労」かもしれません。
寒暖差疲労とは、気温の寒暖差によって自律神経がうまく機能せず、体が疲れてしまう状態のことで、精神的な不調をもたらすこともあります。 私たちの体は、自律神経による体温調整を行っていますが、1日の中での寒暖差が大きいと、気温に応じて急激に体温を上下させることにより自律神経が乱れ、寒暖差疲労を誘発します。特に、秋~冬、冬~春などの季節変動期に寒暖差疲労で悩むケースが増えてくると言われています(寒暖差が7度前後以上になると強い疲労を感じやすいとされています)。
眩暈、耳鳴り、不眠、頭痛、肩凝り、倦怠感、不安感やイライラ、気分の落ち込み等不調を感じているのに、特に原因が思い当たらない場合や、検査をしても原因がわからない場合は寒暖差疲労の可能性があることを念頭に置いてみましょう。
寒暖差疲労の治療は、頭痛やめまい、便秘、下痢など、生じている症状に合わせて医療機関や薬局等で相談の上、治療方法などが選択されます。しかし、寒暖差疲労にならないための生活習慣の改善や工夫が最も重要です。
~今日からできる、温活(おんかつ)~
【体を温め、深部体温を高める】
体を温めるには入浴が最も効果的です。少しぬるめの38℃~40度の湯船に10分~20分程度浸かりましょう。生姜など、体を温めるような食べ物を摂取するのもおすすめです。近年、さまざまな種類の温活グッズも販売されているので、そのようなものを利用するのもひとつの方法です。
【寒暖差をなるべくなくす】
寒暖差疲労を改善するには、体に寒暖差を感じさせないことが大切です。エアコンで室内の温度を一定の快適な温度に保つ際には、外の気温との温度差があまり大きくならないように気を付けましょう。 衣服のこまめな調節も大切です。着替えなどを面倒くさがらず、羽織ったり脱いだりなどの些細な動作を怠らないようしましょう。
【規則正しい生活習慣と適度な運動】
バランスの良い食事をきちんと3食摂ることで体力をつけ、体の回復を高めます。料理に使いやすい食材として、かぼちゃ・ニンジン・玉ねぎ・にんにく・牛肉などがあげられます。他に、キムチ等の発酵食品も体を温める効果があるそうです。
また、ストレッチやヨガなど適度な運動で筋力や体力をつけましょう。体が温まっている状態で10分間ほどストレッチを行うと、血行促進の効果が高まると言われています。また、ヨガ等で体全体の筋肉を動かし、新鮮な酸素を取り込むことでリラックス効果が得られ、すっきりとした気分になると言われています。
これら寒暖差疲労の対策を実施することで、寒暖差疲労の症状が緩和されることもあります。ぜひ、日常生活に取り入れてみてください。寒暖差疲労によるつらい症状がある場合は、無理をせずに専門機関で診てもらうようにしましょう。
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