01 向日葵
向日葵
空に浮かんだ大きな向日葵は
雲さえ蒸発させてしまいそうな日差しで僕らを照らす
これ以上無いくらいに黒く地面に染み込んだ二人の影は
境界線がわからないくらいに混じり合って重なり合っていた
カラカラに乾いた世界が求めるように体中で汗をかきながら
それでも僕らは一緒に歩き一緒に過ごした
君の笑顔は僕のもう一つの向日葵だった
今僕の腕の中にいる小さな向日葵
これから二人でまた新しい季節を新しい世界で過ごすけど
いつかあのときの君のようは向日葵に成るまで
今度は君が空の向日葵でいてくれるかなぁ
【解説】
向日葵を太陽に例える比喩表現は多く有るが逆に太陽を向日葵として例える時にどういった文章がかけるかと考えて書いた文章
思い付いてからの肉付けにも意外と時間がかからなくて、考え込んで出したと言うよりは本当に思いつきの文章なのでこの解説含めて20分位で出来た文章です。