久間 / MOONCALF

舞台を中心に活動しています。ネジマキトカゲ/マチルダアパルトマン/ムーンカーフ。お笑い…

久間 / MOONCALF

舞台を中心に活動しています。ネジマキトカゲ/マチルダアパルトマン/ムーンカーフ。お笑いと音楽と睡眠が好き。https://mooncalf.myportfolio.com

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    久間健裕の活動報告・宣伝・雑記など。

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ムーンカーフ 作品展示会『途方に暮れる星』に向けて

ご無沙汰しております。 皆様のヴェルタースオリジナルになりたい、久間健裕です。 僕は今まで、演劇、コント、漫才、落語、ひとり芝居など、舞台という枠組みで様々な事に挑戦してきましたが、今回はその枠組みすら飛び越えて新たな試みに踏み切ろうとしております。それは「個展」です。 久間健裕、今度は個展をやります。 ムーンカーフ 作品展示会 『途方に暮れる星』 日程:2023年2月24日(金) 〜 26日(日) 時間:金 13:00〜18:00 / 土・日 11:00〜18:00

    • 「M-1の金属バット」がもう見れない

      今年のM-1の決勝進出組が決まりましたね。 2年連続の真空ジェシカとロングコートダディ、返り咲きのウエストランドとさや香、そして初決勝のダイヤモンド、ヨネダ2000、男性ブランコ、キュウ、カベポスターといったメンツ。とにかくネタに並々ならぬ拘りを持ってる職人コンビが揃った印象です。(ウエストランドを除く) 爆笑問題ファンの自分としては、タイタン勢が2組あがっているのがアツい。特にキュウにはあの大舞台でがっつり爪痕を残して欲しい。ウエストランドは優勝しようが最下位になろうが

      • コーヒーショップにて

        某コーヒーショップでの出来事。 お店に入ってレジで注文をする。レジには若い男性の店員さんがひとり。 「ホットドックと・・・」 「・・・」 完全に無反応だった。まあこれはよくあることで、マスク × アクリル板 + ただでさえ小さい地声 = 喋っていない、という方程式が簡単に成り立ってしまうのだ。意識して声を張る。 「ホットドックと、ホットコーヒーを」 「あ、はい。ホットドックと、えーと、ホットコーヒー、ですね」 聞き取ってはもらえた。が、今度は店員さんがたどたどしくオー

        • 深海へのご招待

          本日、次に出演するもうひとつの所属団体・マチルダアパルトマンの稽古場に合流しました。 来月12月8日(木)から上演される『サブマリン』の稽古です。 一昨日までほぼ素舞台のような空間で大声張り上げてツッコんだりボケたりしてた人間が、具象的なセットの中でほぼ無言を貫いているという事実に思わず笑いが込み上げてきてしまいました。振り幅すごいね。 そうなんです。今回の舞台、僕は終始無言の役です。無言というのは簡単そうで難しい。置き物になってもよくないし、でも言葉は発せないし。俳優とし

        ムーンカーフ 作品展示会『途方に暮れる星』に向けて

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        記事

          継続。

          どうもどうも。久間健裕です。 お久しぶりですね、note。 昨日、ネジマキトカゲのコント公演『ネジコンvol.7』が無事終演しました。 千秋楽には死んじゃうかもねなんて冗談で言ってましたが、帰宅した身体は鉛のように重たく、いち早く横になって寝たいと思いつつも何故か脳はずっと覚醒しているのか全く寝付けず、朝になってようやく睡魔とご対面出来ました。結局昼過ぎまで惰眠を貪り、そこから1日ぼーっとして今と言った感じです。あ、映画を観ました。『マイノリティ・レポート』なかなか面白かっ

          後ろ向き偏屈くんの自由律Ⅱ

          気づいたら泣いていた 愚痴と弱音は飲み込むものと聞いています ぴったり払えなくてごめんなさい 暗闇にはもう慣れました 死んだって許されねえよな、俺も許さないし AirPodsのはまりが悪いから今日はやめとく 混んでる店に良い接客は求めない 低姿勢の方が気楽なんです 昇華する前に消化しなさい 夕景にふと立ち止まれる人生でありたい

          後ろ向き偏屈くんの自由律Ⅱ

          『ムーンカーフ』の裏側

          久間健裕 ひとりでやる公演『ムーンカーフ』1日限りの配信公演が無事、終わりました。いち早く配信を観てくださった皆様、ありがとうございました。 疲れました。本当に、疲れました。 今回は予算の都合上、乗り打ち(本番当日に劇場入りして仕込んでゲネプロやって本番やって撤収すること)だったんですが、やっぱりやるもんじゃないすね。 準備期間は1ヶ月近くありましたが、本番は1日しかも1ステで終わってしまったので、本当にあっという間というか、今でもあれは夢とか幻覚の類だったんではないかと

          『ムーンカーフ』の裏側

          「ムーンカーフ」経過報告

          どうも、久間健裕です。 今回は、2週間後に迫ったひとりでやる公演「ムーンカーフ」の経過報告を赤裸々に綴るお時間でございます。 赤裸々。 赤裸々って言葉って面白くないですか。当てられた文字のインパクトもありますけど、やっぱり語感の良さね。セキララ。キキララみたいで可愛い。元は赤裸(せきら)を強める言葉として、赤裸々という言葉があるそうなんですけど、赤裸って使います?もはや赤裸々しか使わないですよね。そもそも赤裸は裸という意味ですから、もう裸で事足りちゃうわけですよ。もしく

          「ムーンカーフ」経過報告

          N.001『海に憧れた月』

          まんまるお月さまは、海に憧れていた。 いつもぷっくら膨らんで、空に浮かぶのに飽きてしまったのだ。 たまに飛んでるカモメさんに聞いてみる。 「ねえ、カモメさん。海ってどんなとこ?」 「広くて、大きいね。あとは、美味しい魚がたくさんいるよ」 「良いところ?」 「魚がいっぱいいるから、良いとこなんじゃないかな?」 「へえ〜」 眺めるだけで、絶対届かない海。 自分が反射した光で、キラキラと輝く海。 憧れは、日に日に増していくばかりだった。 ある日の夜のこと。

          N.001『海に憧れた月』

          「ひとりでやる公演」の意図。

          どうも、久間健裕です。 現在、今月の5月26日(水)に待ち受けている公演「ムーンカーフ」の準備をしておりまして、その過程をこちらのnoteに記しております。 今回「ひとりでやる公演」と謳っているのはわけがあります。 この『ムーンカーフ』という舞台は、あくまでも久間健裕がひとりで立ち上げて行うことが目的の公演なので、それ以外の情報を冠したくなかったのです。相応しい言葉が見つからなかったというのもあります。 「ひとり芝居」とか「ソロコント公演」と銘打ってしまうと、その感じを

          「ひとりでやる公演」の意図。

          「ムーンカーフ」の公演情報を公開しました。

          やっと情報公開出来ました。 前回から2日かかりましたが、明日”ぐらい”って書いてたのでセーフとしましょう。配信チケット売るのにも申請が必要なんですね。勉強、勉強。 今回はツイキャスプレミア配信を利用しての公演となります。vimeoを使おうか悩んだんですけど、あの月額を払ってまでやるような内容か?となった結果、こうなりました。今回の結果次第というか、今後の活動次第ですね。 平日の夜1回こっきりという、リアルタイムで見せる気の全くないスケジュールになっております。ただアーカ

          「ムーンカーフ」の公演情報を公開しました。

          「ムーンカーフ」が出来上がるまで。

          こんばんは、久間健裕です。 この度、ひとりで舞台をやることになりました。 来たる5月26日(水)、配信オンリーでひとり芝居に挑戦します。 「やることになりました」なんて、あたかも誰かからの依頼があったかのように書いていますが、企画したのは紛れもない僕自身です。僕ひとりでやることを決め、小屋を抑え、スケジュールを決め、脚本を書き、台詞を覚えて、稽古をし、本番で披露する。なんだったら音響や照明なども担当するという、ほぼほぼセルフプロデュースの公演です。 何故こんなことを決め

          「ムーンカーフ」が出来上がるまで。

          後ろ向き偏屈くんの自由律

          横になってから目が冴える 暑いのにホットコーヒーを頼んでしまう不器用さ 喋らない方が円滑に進みますね 座ってください、あと3駅なんで 時間ぐらいしか守れるものがありません 今日見た夢の話ぐらい無駄な話だね 目の奥ってどうやって笑うんですか 検索:飲み込んだ言葉 排泄 方法 へし折るならいっそ真っ二つにしてくれよ 人に会いたいとひとりでいたいは同義語です

          後ろ向き偏屈くんの自由律

          N.000『ポーラの本棚』

          皆が寝静まる夜。ポーラはひどく悩んでいた。 首を傾げる彼女の目の前には、数え切れないほどの本がずらりと天井まで積み上がっている。 眠る前に本を一冊読むのが、ポーラの日課だった。父親の書斎の本棚の中から、表紙とタイトルを頼りに選んだ本を一冊携えてベッドに潜り、空想の世界に浸りながら眠りにつくのが、彼女にとって1日の終わりを締めくくる為の決まりのようなものであった。 しかし、今日に限ってその一冊がなかなか決まらない。手には取ってみるものの、今ひとつ決め手にかけるのか、元あ

          N.000『ポーラの本棚』