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食塩水に電気を流すと「ハイター」になる

今回は水素以外のテーマとなります。

衣類や食器のしつこいよごれには、「ハイター」を使ってきれいにした経験があるかと思います。
「ハイター」は商標で、一般名称は塩素系漂白剤といいます。

このハイター、実は食塩水に電気を流すと作ることができます

実際にやってみましたので、今回はそれを紹介します。

準備

いらなくなった布を2枚用意しました。
コップ一杯の水にカレー粉を溶かして、そこに布をひたしました。
1時間ほど放置して、布にカレー色を十分しみこませました。

布にカレー色をつけたようす。2枚用意しました

次に、食塩水を作りました。
コップに100ccの水をとり、そこに5g(小さじ1)の料理用の塩を入れ、溶かしました。

食塩水に先ほどのカレー布を入れました。

食塩水も2つ用意しました

2つのコップのうち、片方にだけ電気を流します。
鉛筆の芯で作った電極を、コップに浸しました。

電極の作り方は過去記事をご参照ください。

これで準備は完了です。

結果

電気を流し始めてから、時間経過ごとのようすです。

3分後。カレー色に変化が出始めました
6分後。すこし色が薄くなってきました
9分後。だいぶ薄くなりました
15分後。
20分後。ここで終了しました


終了後、布を取り出しました。

差は明らかです

電気を流したほうの布は、カレー色がすっかり抜け、白くなりました。

このように、食塩水に電気を流すと「ハイター」になります。
これは食塩の成分が、電気を流すことにより、次亜塩素酸という別の成分に変化するためです。

興味のある方はぜひやってみてください!
※行う際は必ず窓を開け、換気扇をつける等換気を行ってください。

以上、ありがとうございました。
ミスター水素

電極の作り方はこちらの記事に書きました。


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