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ついでに文章力アップ!?作詞をするときに注意したいこと

今回は歌詞を書く際に作詞家として注意したいことを記事にしていきます。

やはり言葉を作品として表現するのならばそれなりにやっておいた方がいいことはあります。

このたび、本記事にて取り上げるのは理論など難しい内容ではありませんので、もしご興味ありましたらお気軽にお読みいただければ幸いです。

作詞だけでなく、ブログなどの文章力向上にもつながりますので是非ともご参考ください。

それではいきましょう!

1.使う言葉を逐一調べよ!

まずは作詞の際に使う言葉について。

なんとなく意味は分かっているつもりでも言葉の意味を調べてみると案外間違った認識をしているものは割とあります。

分かりやすい例を出すと “煮詰まる” という言葉がありますよね。

この煮詰まるという言葉、会議が煮詰まって話がふりだしに戻ったなど、
悪い意味で使われている場合がありますが、本来の意味としては物事が結論を出す段階に迫り、終わりが見えている状態を指します。

この煮詰まるに関してはかつて散々討論の対象となった言葉なので知っている方は多いでしょう。
あえて悪い意味で使っている人もいるので、言葉は時代の流れによっては意味などが転じていくこともありますね。

逐一調べるといってもひらがなとかも全て一語一語調べていては日が暮れてしまいますので、個人的にちょっとでも引っかかった言葉(特に漢字や熟語)くらいは調べておいた方がいいでしょう。

一昔前であれば調べるといえば紙の辞書を引っ張り出してページをペラペラめくっていた時代もありましたが、今はネットで検索すればすぐに出ますので言葉の意味を調べるくらい造作もないことです。

それに言葉の正しい意味を知ることは教養にもなるので是非やっておきましょう!

あえて意味を知りつつ本来とは違った使い方をするのも場合によっては詩的な表現として成り立つこともありますが、知識あってのことなので正しい意味は理解しておいた方が無難です。

特に作詞であれば普段使わないような詩的な表現や言葉を使用することが多いので常用外漢字を使う際も注意が必要です。

2.適切に文章を崩せ!

ブログやメールなどの文章であればなるべく正しく、かつ読みやすく伝わりやすい文章を作成することがベストです。

しかし作詞となると適切に言葉を崩す方がいい場合もあります。

例えば、ら抜きい抜き表現です。

特に曲先にて、歌詞をメロディに合わせて後から言葉を当てはめる際、
ら抜きやい抜き表現をすることでメロディにピッタリ当てはまったり、または語呂がいいのであればそちらを優先するべきです。

後は堅苦しい表現だと詩的な言い回しでなくなってしまう際も、
しゃべり言葉などの柔らかい表現に変えるというのもいいですね。

作詞をするのであれば必ずしも文法は正しくなければならない、
というわけではないので、適切に言葉を崩すくせもつけておきましょう。

3.かなと漢字の配合量に注意!

かなが多すぎる、または漢字が多すぎる。
どちらもあまりよくないですね。

例えば一人称を例に出すと、
」や「」など、作風によっては「わたし」「ぼく
または「ワタシ」「ボク」など適切に表記を変える必要もあります。

他にも「躊躇い(ためらい)」や「蟠り(わだかまり)」などの難読漢字。
ビジュアル系バンドの歌詞であればいいかも知れませんが、
読みにくい漢字は基本的にひらがなで書いた方が適切な場合もあります。

逆にひらがなで書くと読みにくい場合は漢字にするなど、
自分で確認しつつ言葉を使っていく必要があるのでその辺りは意識していきましょう。

作詞は言葉を伝えるためだけでなく、作品として言葉の羅列が美しい表現を意識すると質の高い歌詞ができます。

4.まとめ

今回は作詞する際に注意したいことを3つに分けて書いていきました。

作詞は必ずしも正しさが全てではないので、
言葉や文法、表現方法の基礎は理解しつつ、
より質の高い作品を制作できるように日々精進していきましょう!

一度書き終えたものも今一度見直してみるともっといい表現に変えられる可能性もあるので、作った詩は大切に育てていってください。

では今回はこの辺で。

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