【井上玲音(19)】第21節 町田ゼルビア戦【】
結果から言ってしまえば今節も引き分け。今回は追い付いての引き分けなので気持ち的にも「よく頑張った」と言いたいところだが、勝点1を積み上げるに留まったのは変わらない。21節町田戦でJ2リーグは折り返しとなったが、長崎は割と一貫性のある戦術を採用している。デフォルメして言えば攻撃、守備の形を持ち、あとは自分たちのコンディションと相手の出方と相談して(攻守の)切り替えの部分を整えるという感じだ。
本来であれば折り返しレビューを書かねばなるまいな、とは思いつつ6戦勝ちなしという結果が思いのほかガッカリきてて執筆のための熱量が足らない。今回は町田戦レビューも休載しようかなと思ってたけど(別に連載を誰に強制されてるわけでもないけど)、無駄な会議の合間に、習性のように書いてしまった駄文を供養するために上げときます。内容はあまり無いようなので、時間のない方はブラウザを閉じた方がイイかも。代わりと言っては何だけど、おまけに可愛いアイドルの画像を貼っておきました。
もはや【雑感】の下の【雑】すら下回ったので、今回は【】になりましたので悪しからず。福岡に勝って、久々にちゃんとしたレビュー書きたいなぁ…
スタメン
長崎は前節から5人変更、富樫・ルアン・名倉・加藤大・米田がスタメン。富樫は12節山形戦以来の先発メンバー入りとなった。またユース出身の江川が8節山口戦以来となるベンチ入りを果たした。ここ5試合で4分1敗と勝ち星から見放されており、何とか勝点3を取って北九州・徳島についていきたい格好になっている。
ここまでほとんどターンオーバーを実施していない町田は前節から2人変更。データを見るに典型的なボール非保持、ロングカウンター志向のチームという感じ(実際は少し違ったので後述)再開前の練習試合では一部有識者から「町田がヤバい」という声も上がっていただけに、要警戒の相手である。
中央線快速も山手線内回りも運転見合わせ
ボール保持+即時奪回をベースに幅と深さを使って相手を押し込みたい長崎だが、この試合では即時奪回の方はあまり狙っていないように見えた。連戦を考慮したペース配分だったかもしれないし、町田のロングボール戦法への対策だったかもしれない。長崎はボールを持てばある程度相手を押し込んだが良い時のスムーズさは感じられず、むしろ町田の方が幅を上手く使いながら縦に早い攻撃を展開した。
長崎の攻撃が停滞した理由はいくつかありそうだが、ボール回しが各駅停車の外回りになったのは良くなかった。4-4-2のコンパクトなブロックで守る町田は横のスライドも早く、2トップの規制から始まる連動した守備を実装していた。ましてテンポが上がらない長崎のパス回しでは町田の立ち位置を動かすことが出来ず、中央のスペースも使えないという悪循環。さらに右サイドバックに入った米田がなかなかボールの前進に貢献できない。大きくサイドを変えるパスも出ない。
中央線快速を使えない上に山手線内回り(右回り)も運転見合わせ。左回りで東京駅を目指すがどうにも各駅停車でペースが上がらない。悪い時の長崎ってこんな感じだよね、という前半だった。シュート6本、ボール保持率57%という数字から見るに前半が絶望的に悪かったわけではないが、ボールの前進は安定感を欠いたものになった。
逆に町田はデータから見るに愚直なロングカウンター志向かと思いきや、「ボールを持たされるならビルドアップして右サイドから攻めますよ」という戦術的な幅を持っていた。特にダブルボランチはプレス耐性も高くターンも上手い、右サイドバック小田の立ち位置やボールの持ち方も上手かった。別にボール保持のチームを構築しても良いけど、人数を掛けて押し込んだ後の守備リスクを考えれば少数精鋭で攻め込みたいというのがポポヴィッチ監督の狙いなのかも。事実、町田の失点はリーグでもかなり少ない方で、一時連敗はしたものの、あまり大崩れしないチームではある。クリーンシート(無失点試合)も8試合とかなり多い。
安藤、平戸は攻め込まれている時からボールを受けるイメージを常に持っており、カウンターのスムーズさを支えていた。(後半から出たステファンは簡単にボールを奪われてポポ監督に激怒されてただけに、ボールの受け方は相当指導されてる様子)
中央線快速運転再開のお知らせ
前半はテンポの上がらない攻撃に終始した長崎だが、後半開始から少し修正が見られた。それまでウィイレでいう×ボタンのような足元へのショートパスが多かったのが△ボタンや〇ボタンのパス、つまりスペースに出すパスやロングボールの回数が増えた。町田2トップの規制が緩くなった事、懐の深いカイオが(半ば無理やりにでも)前向きにボールを持てたことでいよいよ町田を押し込んだ。PK獲得もカイオ→名倉→イバルボと縦パスが繋がったことでエリア内に侵入できたわけで、中央線快速の運転再開が同点弾の呼び水となった。
九州に住んでるときは東京の路線図って恐怖でしかなかったし、旅行した時も極力山手線だけで移動してたけど、やっぱり中央線快速くらいは使えた方が何かと便利よね。早いし。サッカーでも基本的にはリスクが少ない外回りで前進するのが基本だけど、やっぱり中央を攻めるのが得点への近道。名倉や澤田がライン間で前向きにボールを持つのが得点の近道であり、序盤の負けなし期はその縦パスこそが好調の一因でもあった。
同点に追いついてからは何とかもう一点という展開になったが、ボールが行ったり来たりするオープンな展開なら一日の長がある町田も効果的にチャンスを作って一進一退の攻防に。互いに決め手を欠き結局同点で試合終了、長崎は直近6試合で5分1敗となり「勝てないけど負けない」というモヤる展開は継続となった。次節からのホーム福岡戦、町田戦はまさに6ポイントゲーム、2試合あわせれば勝点12の価値がある試合になる。手倉森監督の目論見通り「アウェイでは勝点1、ホームでは勝点3」を遂行できるか、まずは絶好調福岡を相手に挑むことになる。
--------町田戦の振り返りはここまで--------
ゼルつく宣伝大使 井上玲音
井上玲音(19)って字面を見ると、何だか新潟とか東京Vとかにいそうなユース上がりのテクニシャンを想像してしまうあなた、たぶんJ2脳だと思います。
長崎の「ALL!V・ファーレン」のように独自の応援番組を持つクラブが増えている。町田ゼルビアだとインターネットテレビ局AbemaTVの中に「ゼルつく」という番組を有している。その中で準レギュラーを務めている井上玲音は芸能プロダクション・アップフロントに所属しているアイドル(いわゆるハロプロ)で、今はJuice=Juiceというグループに属している。
さすが東京都のクラブという事なのか、さすがスポンサーが芸能関係に強いサイバーエージェントという事なのか。チームの独自番組に谷原章介やハロプロを呼べる町田ゼルビアの潜在能力はちょっと怖いものがある。我らジャパネットは通販事業が主体ではあるが芸能関係にツテがないわけではなく、単発ではなく継続してもうちょっと活かせないものだろうか。
井上玲音、通称れいれい。2001年生まれの19歳。癖が強いと評されることが多いハロプロの中では、比較的一般受けするお顔をしている。伸びやかな歌声と手足の長いスタイルが特徴。見た目は細長いのに腹筋が割れてて上腕二頭筋がスゴい。特技はボイスパーカッション。
なぜかJリーグサポってアイドルオタを兼任してる人が多い気がする。私も遅咲きながらROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019でモーニング娘。'19を見て「なんだこいつらは!!!」という衝撃を受けて沼入りした口。だってあいつら真夏の野外フェスで50分ほぼノンストップで生歌+踊ってて、ハードワークすぎるんだもん…
いつか「J2サポはハロプロ沼に安易に浸かれる」とか「ロッキンで娘。のハードワークを見て沼に落ちたJ2サポ」みたいなブログを書きたい。書きたいと思ってもう1年以上経つけど。
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