こういうところに不平等が生じている

こんにちは。特別支援学級の教員13年目のMr.チキンです。
今日はもう職場に向かわなくてはいけないので、つぶやき程度のこうしんになってしまいます。
今日は、日本人学校の特別支援学級についての記事を紹介します。

日本人学校に特別支援学級が無い!?

シンガポールの日本人学校(中学部)には特別支援学級が無いという報告があったそうです。

シンガポールの日本人小学校には1500人以上在籍(21年7月時点)していて、これはニューヨークよりも多いという。一方で、シンガポールにある日本人学校は小学校2校、中学校1校のあわせて3校で、そのうち特別支援学級が設置されているのは小学校だけだ。そのため、小学校で支援を受けている約30人が、中学校に進学できない状況にある。

小学校までは特別支援学級があるようですが、中学校以上は特別支援学級が無いということです。
特別支援教育は、支援が引き継がれていくということが大切です。
このような支援の途切れからくる保護者の方や、子どもたちの困りは大きいと言えるでしょう。

丁寧な説明があれば志願者はいるのではないか

私個人の肌感覚で言えば

丁寧な説明があれば志願者はいるのではないか

という思いです。私も海外での仕事はかなり気になっています。今は子育て中なので二の足を踏んでしまいますが、青年海外協力隊なども生活さえ保障されるのであれば行ってみたいという好奇心はあります。

  • 収入や生活費はどの程度になるのか

  • その間の持ち家はどのように管理すれば良いのか

  • 自分の子どもの教育はどのように保証されるのか

  • 勤務体制・勤務状況はどのようなものなのか

  • 海外赴任中の、日本国内の勤務校の人員配置はどうなるのか

などの情報があり、職場への積極的な働きかけがあるのであれば、行ってみたいという教員は多いのではないでしょうか。

国内での教員数も不足している

ただ、一方で、国内での教員数も不足しています。
大分県の2023年度の教員採用試験倍率の中間発表で、小学校の採用倍率が0.43倍であり、0.5を下回ったことが話題になりました。
これでは、国内の子どもたちの学習権を保障することも難しくなるという大きな問題があります。
国内・外の学習権を保障するための施策を、早急に立て直すことも、海外日本人学校の特別支援学級設置に対するアプローチの一つなのかもしれませんね。
では、またね~!

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