パンダサプラ

あなたも私も、楽しくやれればそれで良い。

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最近の記事

嘔吐と嘔吐と嘔吐

何人かで飲み会があった。だいぶ昔の話のこと 飲み会の途中、あきらかに「今、吐いてきました」って顔をしている 『大丈夫ですか』って、とりあえず心配している振りをしてみた 「全然大丈夫!」って笑っているけれど、よだれが拭き切れていない 『帰った方が良いですよ』と、常識人ぶってみた 「いやいあ、大丈夫、大丈夫...」って座っているのも辛そうにしている あなたに優しいふりをしなくても、周りの人は私の冷たさに気付かない気付かない 視線の邪魔にならないあたりで、あなたはぐっ

    • 想像力世界選手権の話【架空】

      腕力、脚力ってあるじゃないですか。どれも競えますよね。 100mだったり、スクワット何回できるのかとか。懸垂が何回できるのかとか、腕立てが何回できるのかとか だったら同じ力であれば、想像力も競えるのではないかって話 想像してみて下さい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あなたは今、想像力世界選手権予選に参加しています。広いグランドに机が横一列に並べられています。自分の名前が書かれた席に座る様に指示されました。「想像してみてくださ

      • 初めて人の家のカレーを食べた時に、気遣いの頂点を垣間見た話

        私は根暗です 人と遊ぶことぐらいは出来ますが、人の家にお邪魔してまで遊ぶことはしませんし、そうする人もいません でも満足してますし、不便さは感じていません そんな私が、なんとなく人の家にあがってカレーを食べた話をしようかとおもいます ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー めちゃくちゃ晴れていた昼前。かえって申し訳なく思うほどの天気の良さに、「何かしなくてはいけない」という気持ちが圧迫していた 知り合いと会うことがあって、話していた。1

        • 世界で一番、「その人らしさ」が出る食べ物の話

          今、本当に今まさに、隣の子供が昼食をとろうとしている 外に出るにはちょうど良い天気だった。静かで良い。風も無い 周りをきょろきょろして椅子に座った。誰か知り合いが近くに居る様子もみられなかった コンビニで買ったと思われるビニール袋が小さく膨らんでいた。何を買ってきたのか見当もつかない おもむろにザルそばを用意し始めた。んー。さすがのチョイスだと思った。というのも、ここは外であって、ひざの上でやるものでもない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

        嘔吐と嘔吐と嘔吐

          「あげる」と言われて、オレオ1つを手渡しされた話

          わけあって、知らない子どもと遊ばなきゃいけなかった 子供は嫌いではないので、苦痛ではなかった。でも苦痛はあった 昔からよく、スーパーでおんぶされている赤ちゃんと目が合うことがあった きっと私は、「純粋な心の持ち主から見られる」という星から生まれたのであろう。なぜか子供から好かれることが多かった 30分ほど遊んだら、お互いに親友の様な、いや、戦友になっていた すもう、ドッヂボール、柔道、なんでもやった。いや戦った ちょっとして、休憩をすることに。子供はオレオを食べて

          「あげる」と言われて、オレオ1つを手渡しされた話

          あなたが無口になった時の、あの時の話

          急に無口になった。というか、「急に」でなく、徐々になったのに違いない あからさまな無反応。そして無視。いやいや、私が何をしたっていうんだ 聞いても答えはしないし、それか近づくなオーラが強いんだが んー。互いの精神衛生のためにも、心の距離を物理的にもとった方が良いと思って、あえて離れてみた ---------------------------------------------------------------------------------- 1時間経った。

          あなたが無口になった時の、あの時の話

          猫相手にファッションショーをしている同居人

          ヘッドホンをしながらパソコンに向き合っている私に、同居人が何か言っていた 正直、何か言っている気はしたが、気付かないふりをしてた。5回中、1回くらいは許されると思いながらパソコンに集中する 視界のはしっこで、何やらソワソワと動いているのが見える。とりあえず、同居人の感情が嵐になる前に反応しておこうと思った 「どうかしたの?」首だけ向けて声を出した 「これどう?」とぐるっと、ゆっくり回っていた あー、新しい服でも買ったのか。なんとなく初めて見た気もする 「似合っているよ

          猫相手にファッションショーをしている同居人

          5歳のこどもに、大変だねって言った話

          親戚の子とたまたま会う機会があった。久しぶりに見たら大きくなっていた。小さくなるわけもないのだが どりあえず、定型文として「何歳になったの?」と聞いてみた。『5歳』とため口で返されたが、まあ許す 「そっかー。それじゃ、そろそろ小学生だね~」と心の中では冷めているが、笑顔で言えている自分がいる。子供と喋るのって訓練が必要だな、とコミュ障な私は思った 「うん!」と輝かしい笑顔と、声で返事があった。思わず「何も知らないのね」と考えた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          5歳のこどもに、大変だねって言った話

          1000円やるから、私の話を聞けよ

          『金をやるから、話を聞いてくれ。』 ここまでくれば、情けないというか、悲しい人にすら見えてくる 必死すぎて、自分で自分のことを笑ってしまいそうになる。一瞬だけ、話を聞いてもらいたいって思ってしまったが故の暴挙 どうやったら、同居人に興味を向けさせられるか考えた結果が、「金をくれること」って。 残念な金持ちみたいな感じだ でも、同居人は私の話を聞いてくれる体制になった。金をもらうってなれば、ある程度の相槌や、返事や、聞く姿勢は保証されるのだろうか とにかく聞く姿勢が格

          1000円やるから、私の話を聞けよ

          今日も誰かを幸せにしている、あなたへ

          「家だからのんびりさせてくれ」とあなたは言った。もちろん良いですよ。ってか良いにきまっている 家で行う、私たちの共同作業、それはいつから「のんびりの反対側」になったのだろうか ちょっと数年前のこと。「何でもやるよ」とあなたは新鮮だった。ん?鮮度が良かったと言えば良いのかな?年齢的にも、精神的にも その時の、私は「あなたは何でもやっちゃう人間」って思っていた。むしろ、そう思っていた 今は違う。ってか、「これが本当の姿」だとあなたは言った。じゃあ何故、最初に嘘をついたのか

          今日も誰かを幸せにしている、あなたへ

          人に読まれる文章って「上手」「下手」の前に、共感文章力の問題ってこと

          私の場合、NOTEを書くときは、下書きをしていないし、メモもとっていない パソコンに向かって、「何か、書くかぁ」と思っていると、自然と文章になっている そのせいで、文章の質は高くならないし、気分の変化によって、同じ投稿の中でも気分の波が見えたりするものだ とっさに、上手な文章を書くにはどうすれば良いかって考えた。『スキ』が沢山ついている文章っていうのは、何が自分と違うのだろうか 詳細に、いや、科学的に考えられることも沢山あるのだろう。けど、結局のところ『共感文章力』な

          人に読まれる文章って「上手」「下手」の前に、共感文章力の問題ってこと

          ある意味尊敬すらする、あなたの疲れた顔

          帰ってきたときの様子で、だいたいのあなたの1日を当てることが出来る 「ただいまァぁ」 いや、めっちゃテンション低いじゃん!って思いながらも、穏やかに「おかえり」と返す こういう日の言葉のテンプレートは決まっている。「今日も大変だったね。お疲れ様。何か食べに行く?」と。夕飯が作ってあっても、なくてもそうだ 「いや、ごはん作っているよね?」と、やや仕事モードのまま返事をしている。その返しがくることを前提に言っているんだけどね 「そうだけど。なにか食べたいものあるかなーっ

          ある意味尊敬すらする、あなたの疲れた顔

          曇った午後

          「死ね」 原点にして頂点。もはや、「愛ですらあるのではないか?」って思う言葉 思いが伝わらなくて、死ね 面倒くさい、死ね 納得いかない、死ね 言われたことがある人ならわかるが、言われたら、まあまあショックを受ける 「死ね」には複雑な感情が含まれている。本気で言う人もいるかもしれないけれど、何かしら『思い』はあるはずだ。いや、あって欲しい 目の前で、パソコンに打ち込んでいる同居人が居る。何かを研究しているそうだが、辛そうだ。辞めれば良いのにって思うが、好きでやっている

          じちゅに面白い

          同居人の朝は忙しい 布団から、すぐに起きる珍しいタイプではあるものの、「やることリスト」というものが多い 朝ごはん作り お弁当作り 豆を挽いて、コーヒーを淹れる 風呂と整容 「風呂と整容」って書いてみた。同居人は、風呂に入らずに寝ることが多いってことをバラしてみる。まあ、人それぞれなので 冷凍おかずを慣れた様子で、チン、している同居人に「私も手伝おっか?」と何度も聞いたが、作業を止めることなく「いい」って素気なく返されている 「何か悪いことでもしたんだろうか」と毎回思

          じちゅに面白い

          ♯スキしないでみて

          ご存知のとおりに「♯スキしてみて」というもの、ありますよね。私は恥ずかしくて付けることはできないけどさ だからと言って、「付けている人を軽蔑するの?」って聞かれると、そういう訳ではないんですよ。 『自分を認めて欲しい!』って可愛いじゃん。 あ、別に上から目線で言っているわけでは無いから勘違いしないで下さいね ちょっと逆のことを考えてみた スキしてみて って言いかえれば、「キライしないでみて」ってなる。 あー、もう複雑な日本語になった でもさ、「キライしないでみて」って

          ♯スキしないでみて

          臆病な私は「も」と愛を伝えてた

          浮気、不倫、ダメなこと。そう社会が教えてくれた もし教えてくれなければ、私は何度、失敗したことだろう ほかの人を好きになってはいけない 誰かとお付き合いしている時、それは暗黙の了解であり、もはや常識になった 簡単に人を好きになってはいけない。だって相手が悲しむから 私は、相手が浮気をしても気にしません そういう考えが昔からあった。気にならない。相手にだって、私以外に好きになっても良いと思っている。なんせ、私よりも魅力的な人なんて星の数いるから ただ、義理堅い私は、

          臆病な私は「も」と愛を伝えてた