アラサーの、夢についての話
どうして子供の時はなんのプレッシャーもなく自由に夢を語れたのに、大人になったら突然、夢や興味のあることについて語れば「本当にできるの?」とか「本当にやりたいことなの?」とか「それって求められてるの?」とか言われなきゃいけないんだ。
30歳を前にして人生が終わりそうな感覚に追われている。27歳は思い描いていたより子供で、子供の時より脆い。
いくつになっても「子供心」をもち続けたいと思っていたけど、持っているのは無邪気な心というより、「甘えてしまう」とか「逃げる」とか「すぐ泣く」とかの方だった。そもそも人間なので、大人でもそうゆうものなのだろうけど。
お手本みたいな友達やカップルのインスタを眺めてはたまに考える。いい歳の重ね方って誰が決めるんだ。お手本のような生き方なんてつまらないと言いながら、きっと心のどこかで羨んでいる。そんな卑屈な自分が嫌いで、でも愛おしいとも思う。愛おしいと受け入れることしか救いがない。
背中を押してくれるような曲を聴く度に、自分には背中を押してもらっても進む先が見当たらないことに虚しくなる。何かに向かってがんばりたいのに、何をがんばるのかよくわからなくなってきた。いつまでこの段階にいるんだ。
年齢を気にするという、いちばんなりたくなかった自分になってしまっている気がする。
今やってみたいことがある。自分で雑誌を作ること。ワーホリで出会ったアラサー友達にインタビューしたり、自分が27歳になって感じたことをまとめたり。
手に取ってくれた人にワーホリについて知ってもらいたいというよりは、20代特有の孤独や葛藤に寄り添えるものになってほしい。
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