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真夜中のバカンス


死んだら最後何になる?

溶けて消えて淡くなる。街角に等間隔に整列されてるスミレみたいに色を持ちながら笑ってる。多分三途の川の順番待ち。

本屋とAmazon

レコメンドされたものを口に運ぶだけの人生は嫌だから本屋に行く。タイトルを眺める。

なんで嫌なの楽なのに。

アイデンティティを決められて、あなたはどういう人間ですか?私はこれです。単なる種類であって私というアイデンティティではない。

胸から落ちる緩やかに。

総括

ときに、君は物事を考えるようだがね。何一つ筆を取らないじゃないか。視覚を満たした後、蓄積。まるでデータベースでしかないじゃないか。2テラバイトもない頭なんてパソコン以下だしクラウドが今ならあるからね。君の価値なんてない。そうやって、莫迦みたいに、道化をやっているのはいつまで続くんだい?

人生が消化試合である限り。もうコールドゲームのエキシビションマッチにすぎない。人生なんてもんには9回裏、延長戦、アディショナルタイムなんてものが詰め込まれている人がいるらしい。

しかしね、コールドゲームもあるんだよ。リーグ最下位が決まった時の消化試合だよ。人生なんてもんはさ。小さいドラマの積み重ねだ。

結果発表はいつなんだい?

それはわたしがあずかり知らぬところだよ。わたしは選手であって観客ではないからね。結果なんてものは器さえあればいい。中身なんていらない。だって目の前の試合を一生懸命やっただけだから。


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眠れない夜に

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