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戦隊ソーセージの記憶|#祖父母宅にて

祖父に連れられ目時魚店へ。小学生のとき以来だから20年弱ぶりくらい。お店に入った瞬間、当時の記憶が蘇る。しかしあるものがないことに気づく...。

小学校の下校中、自宅に戻る前に祖父母の家へ寄り道をする。たまに祖父が夕飯用の魚を買いに目時さんへ連れてってくれることがあった。

ママチャリの後ろに薄っぺらい座布団が敷かれ、そこに座り出発。それでも、当時ガリガリだった自分のケツにはやさしくない。

ユラユラ揺られ、到着。狭い道路なので、お店の前に慎重に自転車を置き、前後を確認し、自転車を降りる。カラカラ...どうも〜。

祖父と高身長で心優しい店主が会話をしている。当時の自分は魚も好きだったが、このお店の1番の目当てはそこじゃない。プリマハムの戦隊ソーセージだ。(当時は丸大食品だったらしい。)小さな魚肉ソーセージが4本くらい入ってるやつ。でもそんなのはどうでもよくて、カッコいいカードだけが欲しかった。

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スーパー戦隊シリーズの他媒体展開/商品
引用:Wikipedia

現在に戻る。なんと、戦隊ソーセージは置いてなかった。残念。(あったとしても買うわけではないが。)ただ、20年前を回想している中で気づきがあった。

当時の自分はチビだったから、店内のショーケースは覗けなかったかもしれない。となるとなおさら面白みはなく、戦隊ソーセージに目を惹かれていたのかもしれない。

それに、あんなに身長があってカッコよかった店主はすっかり腰が曲がってしまっていた。あれから20年も経ったのだ。無理もない。でも、なんか悲しい。

...

普段は違う魚屋さんに行くことが多いけど、これからはたまに目時さんにも顔を出そう。ここの鮭の切り身は極上なのだ。

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