2019年読んで良かった本②

小説、エッセイ

2019年、小説よりビジネス本を多く読んだ年だったけど、小説の中にも読んで良かったと思える作品がたくさんありました。

女性作家の作品が多いのは意識的ではないけれど、やはり選ぶ言葉や題材に惹かれます。
学生が書いた2作品の若々しい才能が眩しくて、とても羨ましく思いました。

『食べる女』

食べ物と性の繋がりを、21人の女性を通して書かれた短編集。

性欲と食欲、セックスと美味しい料理。
心を満たして体を作る食事、心と体を満たすセックス、実はどちらも互いに影響し合っていて、豊かな心や生活には欠かせないものだと思いました。

性と食が横隣になり、女性の一生、生活に欠かせないものとしてポジティブに描かれる。明るいセックスの話、体と心に向き合う女性の姿がこれからの女性には必要とされていく姿勢なんじゃないかと思いました。
それに伴い、もっと正しい解釈、正しい教育がきちんとされて、食と同じくらいに、性や性教育、生理や射精、男女の心と体のメカニズムが日本の社会に浸透してほしいと思いました。

『わたしを空腹にしないほうがいい』

『もう頬づえはつかない』

どちらも著者が大学生の時に書かれたもの。俵万智さんの『サラダ記念日』を初めて読んだ時に感じたものと同じ、青々とした若い憂鬱と不完全な女っぽさを感じました。
この曖昧な時期って、とても尊い、自分にもあったとても大切な時期で、そんな事を思い出させてくれる本達でした。

この時、この年齢だから書けた文なんだろうな…と、羨ましいと思うと同時に、なにかを生み出そう、作ろう残そうという挑戦をした彼女達がかっこよくて、刺激をうけました。

内容云々より、そんな刺激をくれた事の方が大きな収穫かもしれません。

文字を書く楽しさと苦労

文章って、書こうと思ってもなかなか書けないものですね…
気ままなブログ感覚ですが、何かに繋げていきたいとも思います。
活用法模索中で、自己満noteですが、また頑張って書きます!

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