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moyami
2024年3月2日 01:33
息継ぎをした瞬間に彼が口にした、「空白」という言葉が、波打つ夜。水面を弾きながら進む石のように、言葉を放つ。そして、時に浮かび上がる点を感じながら、"今"という点を見る。ある地点においての点は、果たしてどこの点と結ばれるのだろうか。もしもマグカップの底と過去が繋がっていたならば、私たちはそこから過去の自分に会いに行くことを選ぶだろうか。それとも、こうして珈琲を啜りながら見ているくら