社員インタビュー:三浦佑太郎|きら星株式会社
※2023年11月時点の情報です。
三浦佑太郎|きら星 社員インタビュー
-きら星入社までの経緯:憧れの都会生活を経て転換した、地方暮らしへの羨望
「都会」に憧れて神奈川県の大学進学を機に、「田舎から出たい」と地元の茨城県を離れました。しかし、大学4年間を実際に都会に住んでみて、「自分にとっては一生住む場所ではない」「いつか地方に住みたい」と徐々に思い始めるようになりました。そこで、東京で数年間修行して手に職をつけた後は、住む場所や働く場所に左右されない生き方ができるよう、アプリ開発を手掛ける都内のIT企業にエンジニアとして新卒入社しました。
社会人になってから地方に住みたいという意識がより強くなっていきます。どこも人が多い上、どことなく周囲が冷たく感じられていたほか、通勤電車もいつも満員でストレスを抱えていました。一方で、コロナ禍は外出を控える日々。ごはんを買いに外に出る以外の23時間55分は家にいると言っていいほどでした。外に出たら出たでつらい、けれども家にいたらいたで孤独でしんどい。大学時代になんとなく思っていた地方で暮らしたいとの気持ちがどんどん大きくなっていきました。
-きら星入社の決め手:地方で面白いことやっているベンチャー企業で自分も挑戦したい
きら星を知ったのは、X(当時はTwitter)のタイムライン上にきら星代表の伊藤綾さん(以降「綾さん」)のツイートが流れてきたのがきっかけです。「地方で暮らす人を増やす」というきら星のミッションを知り、「地方でも面白い仕事をやっているベンチャー企業があるのか」と感じましたし、綾さんのツイートを見ては「この人ズバズバ言っていて面白い人だな」と気になっていました。とはいえ当時はまだ、東京の仕事を捨て転職してまでも、地方に暮らすことへの勇気はありませんでした。
実は社会人2年目の頃から、副業で高校生のキャリア支援に携わっているのですが、ここに集まるメンバーが皆すごいのですよ。海外に行ってやりたいことに挑戦したり、急にお遍路を始めたり(笑)。そういった姿を見て、「自分は何もしていないのではないか。みんなができるなら自分もできるのではないか」と、転職を決意しました。きら星のふるさと兼業に自ら応募して綾さんと面談。自分の状況や思いなどを話したところ「だったら来ればいい」と誘われ、自分自身も行かなかったら後悔すると思い、入社を決めました。
-業務内容や1日の働き方について
きら星は本社がある湯沢と南魚沼を中心に移住支援事業を展開してきたのですが、入社して半年後に新たに燕三条に進出することになりました。僕はその拠点立ち上げを任され、三条市と連携する移住支援パートナーとしてゼロから取り組みを始めました。
業務内容は主に、移住検討者からの問い合わせ対応から面談、現地アテンドはもちろん、三条市の認知拡大や魅力発信のためのSNS発信やYouTube制作(「つばさん移住ライフ」)、さらに職業紹介先としての新規取引先訪問といった営業活動など、多岐にわたります。このほか、移住した方がスムーズに地域に馴染めるように移住者と地元の方の交流促進を狙いとしたイベントの企画・運営なども行っています。
勤務時間は通常9:00~18:00です。会社の方針として「時間内に密度濃く終わらせる」ことが掲げられているので、18時以降は作業的なことはあまりしていません。一方で、商工会議所の青年部の会議や、地域の人と交流する飲み会などには積極的に参加しています。社長や地域の方とつながる貴重な機会ですし、先輩から学べる絶好のチャンスでもあり、非常に勉強になっています。
とある1日のスケジュールは以下です。
-きら星に入ってからの変化:信頼してゼロから任せてくれる環境に圧倒的成長を感じる
入社してすぐは湯沢本社で働いており、言葉を選ばずに言えば、当時は綾さんの指示を受けて移住の面談や街中のアテンドをやっていればよかったので、ある意味受動的な動き方で楽でした。
しかし、入社半年でいきなり燕三条拠点を一人で任され、ゼロベースから右も左も分からないまま、立ち上げを行うことになりました。単に、移住相談の対応、促進活動に関わる業務以外にも、予算や運営など何もかもについて丸っと任せてもらえたのはプレッシャーであったと同時に、信頼してもらえているその期待に応えたいとの思いが強まりました。
まもなく燕三条拠点ができて1年近くが経ちますが、振り返ると行動量も増えた分、密度の濃い日々を送れています。結果、見えている視野/視座が広がり、トータル的に自分でもとても成長したなと手応えを感じています。
きら星で働き始めてから地方にもさまざまな面白い仕事があることに気づくこともできました。かつては、地方だと銀行や市役所などの就職先くらいないのかなと思い、正直つまらないのではないかとの固定概念がありましたが、知らないだけで、もしかしたら地元の茨城にも面白い仕事はあるのかもしれません。
-仕事をする原動力:「三浦さんだから移住を決めた」という人生の岐路に携われる瞬間
LINEでの移住相談の問い合わせから移住を決めてくれるまで、初めて一人で担当した方はやはり一番印象に残っています。その方は「三浦さんが対応してくれたから移住を決めたよ」とおっしゃってくださり、非常に嬉しかったです。その方の人生そのものや人生のターニングポイントに直接関わる仕事なので、やりがいを感じますよね。
もちろん日々の中でも、移住相談を受けたり、街中のアテンドをしたりする中で「移住したくなります」「いい街ですね」と言われると、やっていてよかったなと心から思います。僕はまず移住検討者に対して、どんな課題や不満が現状にあり、どういう生活が希望なのかといったヒアリングを行った上で、移住内容の提案や、まち案内をすることを心がけているので、その方が欲しい燕三条の魅力がしっかり伝わったのかなと感じられます。
-きら星で働く魅力:裁量権の大きさと、失敗を恐れさせない環境
きら星で働く魅力は主に2つあると考えています。1つは上述の通り、入社半年で新拠点立ち上げという大きな仕事を任せてもらえる裁量権の大きさです。信頼にはちゃんと応えたいとやりがいにもつながっています。
もう1つは「やりたい」に素直に挑戦させてくれる環境がきら星にあることです。「こんなことやりたい」と言ったら、綾さんはいつも「とりあえずやってみよう。失敗したらまたトライしたらいい」と背中を押してくれます。安心して挑戦させてくれるのはありがたいです。同じ未来を目指し、見据えている最高のメンバーにも支えられているからこそ、トライできるのかもしれませんね。
-今後の目標:燕三条拠点の活動範囲を広げたい
燕三条オフィスでは、厳密には三条市と主に連携して移住促進事業を行っています。しかし、「燕三条」とセットの愛称で親しまれていることもあり、1~2年後の目標としては、三条市に加え、燕市ともパートナーになって、両輪で地域に暮らす人を増やしていきたいなと考えています。
-きら星に向いている人材:青い炎を内に秘めている人材が良いのでは
自分の主観も入りますが、燕三条オフィスでメインに活動するメンバーは自分も含めてやっちゃおうぜ、と良くも悪くも勢いに任せて走ってしまう傾向にあります。そんなメンバーに対し「一旦冷静になろう」と落ち着かせつつも、実は心の奥で青い炎を持ち合わせているような方が、チームの強みや個性を生かしつつ補い合えるのかなと考えます。ゴールに向かって一緒に走り抜けられる方と一緒にお仕事したいです!
We're Hiring!!
きら星では一緒に地域社会を変えていく仲間を募集しています。
【住みたい街をつくる 仲間を増やす】ことに共感いただきつつ、インパクトを出す=結果を出すことにこだわりたい方からのご応募、お待ちしています!
募集ポジションはこちら:
きら星株式会社について:https://www.borderless-japan.com/social-business/kirahoshi/
代表 伊藤綾のnote:https://note.com/moya_itoaya/
X:https://twitter.com/KirahoshiYuzawa
「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。