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社員インタビュー:久田剛寛|きら星株式会社

※2024年6月時点の情報です。

久田 剛寛(ひさだ たけひろ)36歳
◆入社:2024年5月
◆所属:燕三条支店にて時短勤務(9:00〜16:00)
◆業務:
・HR(組織内の人事体制)
・三条市移住コンシェルジュ業務(面談、smout経由でのスカウトメールなど)
◆出身:埼玉県熊谷市
◆家族:奥様、子供2人(3歳と1歳)
より自分らしく子育てしやすい環境を求め、2024年4月三条市に家族で移住

久田剛寛|きら星 社員インタビュー

-移住・きら星入社までの経緯:「ルール」多く、子育てする僕らにとって都会は合わず

大学進学を機に上京し、これまで人材業界2社で働いていました。
1社目では主に新卒採用支援の会社で企画営業として合同説明会の運営やパンフレットなどの販促物の製作などを担当し、2社目は、主に障害がある方の人材紹介や自社内での採用などに携わりました。
2社目では、さまざまなバックグラウンドや心身状況をもつ方と関わる機会も多く、自分の視野も広がったなと感じています。

仕事の面では多忙を極めるときもあったものの、上司や職場環境にも恵まれていました。
ただ、都会は子育てをする僕たち家族にとって合わない環境なのかもしれないと、2人目が生まれてから感じ始めるようになりました。上京してから18年が経ち、刺激や学びも多く好きな都市ではある一方、多くの人が集う場所であるがゆえに、あらゆるところでルールも多い。
それは1人暮らしの時には気にはならなかったのが、家族が増えるとどうしてもそのルールを意識せざるを得なくなるんです。例えば、子供を公園で遊ばせようと思っても「自転車の乗り入れは禁止」「ボールの持ち込みは禁止」など。
日々の生活においても近隣住民に気を遣ったり、公共の場でも静かにするよう注意をしたりと、親である僕たちもしんどかったのですが、子供たちが電車や人混みを嫌がるなど、露骨に拒否反応を示すようになり、環境を変えることを考え始めました。

ルールが多い、東京での子育てに違和感を感じて。

-三条移住の決め手:移住体験で気づく「まち全体で外の人を迎え入れる一体感」

妻が新潟出身で、「(Uターンではないものの)いずれは地元に帰りたい」とは付き合っている当初から聞いていましたし、子育ての軸を考えたときに母方の実家に近い方がやりやすいだろうと新潟への移住はぼんやり考え始めていました。とはいえ妻曰く、三条は職人の町で外からの人に対して厳しいのではないかという先入観があり、初めは移住候補先に入っていませんでした(笑)。

そんなある日、きら星が主催するモニターツアー体験(2023年9月実施)の広告を見たんです。そのツアーは三条市にあるスノーピークのキャンプ場に泊まりながら三条のまちを知る内容で、キャンプ好きな僕たち家族にとっては最高のコンテンツでしたね。

結論、三条はめちゃくちゃ良かったです!きら星がコーディネートしてくれたのですが、ツアー期間中に市役所の職員と面会できたり、先輩移住ママさんに話を聞いたり、いろんな人がまち全体で移住をサポートしてくれる雰囲気が醸成されていることを実感しました。イメージが180度ガラリと変わりました。オーダーメイド移住体験にも参加し、本格的に三条への移住に向けて準備を開始しました。

スノーピークHeadQuatersで行われたモニターツアーの参加の様子

-きら星入社の決め手:「誰かの人生の転換点に関わりたい」仕事の原動力に立ち戻って

理由は大きく2つあり、主な理由の1つは、仕事の原動力を自身の内的要因から考えた結果、きら星での業務はまさにフィットしたことです。
きら星はモニターツアー参加時からお世話になっており、当初は妻が業務委託で関わる話も出ていたのですが、他の仕事との兼ね合いもあり、仕事をのんびり探そうとしていた僕に話が来ました。実は移住してから半年くらいで仕事を探そうと考えており、妻からも「当面は私が稼ぐからゆっくりしたら?」と心強い一言ももらっていました(笑)。
話を戻し、きら星代表の伊藤綾さん(以下「綾さん」)と面談をしてみると、僕自身これまで働く動機が外側に依存していたことに気づいたんです。つまり、周りから評価を取ることが働く目的になっていて、仕事を頑張る理由が外にありました。一方、自分の仕事をする軸とはなんだろうと振り返ってみると、それは「人の人生の大きな転機やターニングポイントに携われること」でした。人材業界を選んだのも就職・転職もその1つの要素だったからです。自分の働きたいという原動力に立ち戻った時に、移住支援は合致すると思いました。

もう1つは、家族との時間をしっかりとれる職場環境だったから。
移住をしたからには子育てや家族と関わる時間に重きを置きたいと考えていて、きら星では時短勤務で働いているとともに、その時の育児状況に応じて休みを取ったり在宅に切り替えたり、させてもらっています。
綾さんも「極端な話、結果やパフォーマンスを担保してもらえれば、時間や働き方に関しては柔軟にやってもらって構わないよ」と言ってくれ、大手企業で勤めていた時代では考えられない、ありがたい環境だと感じ入社を決めました。

現在は、三条市下田エリアに居住し、こんな環境が近所にあります。

-業務内容や1日の働き方について

僕は現在、主にきら星社内の人事体制整備と、移住希望者と面談したり、SMOUT経由でスカウトメールを送ったりする移住コンシェルジュ業務に携わっています。

これまでのキャリアでも、障害がある方を含め様々なバックグラウンドを持つ方と接点を持つ機会が多く、多様性を知る・受け入れるという経験は現在の業務に活かされていると感じます。
例えば、精神的に辛い経験をされ落ち込んでしまった方であっても、環境を変えたり、周囲が少し配慮したりするだけで、その方のパフォーマンスや状態が良くなったケースを数多く見てきました。
これは移住も然りで、移住という選択で環境が変化するだけで、自分自身が優しさに気づいたり、もっと周囲に対して思いやりを持ったり、いろんな価値観を認め合ったりできるようになりました。移住支援はそうした「変化」で人が良い方向に変わり、お互いを受容し合えることにつながると考えています。

オフィスでは、三条や県央エリアで積極的に活動するプレイヤーとつながれます。

実際の働き方は先にも述べたように、子育てや家族との時間とのバランスをとりながら、限られた時間の中でパフォーマンスを発揮できるよう意識しています。

朝の送迎は妻と分担していますが、僕が担当の日の1日を紹介します。

とある日のスケジュール

8:10 家を出て、息子2人を保育園へ送る
8:45〜9:00 出社
9:00〜10:00 ・退社後に来ていたメッセージやメールの確認・返信
       ・1日のタスク整理
10:00〜12:00 ・SMOUT経由でスカウトメールやりとり
       ・面談希望者とのアポどり
お昼 メンバーの三浦(以下「ゆうたろう」)・本間(以下「ほんまん」)とランチ
午後〜15:00 ・社内HR業務(求人内容の確認や人事体制の整理など)
15:00〜16:00 (あれば)移住希望者とのオンライン面談
16:00 退社
退社後は息子のお迎えに行き、17:00前には帰宅する1日です

三条市には美味しくボリュームがあるランチが食べられる環境が多くあります

-きら星に入ってからの変化:メンバー同士フラット、でも締める時はキュッと

入社して1ヶ月半が経ちましたが、改めて燕三条支店の一員として馴染むことができたことは自分にとって大きかったです。元々きら星は支援側で、僕が移住者つまりお客さんという立場だったので少し不安でした。年齢も僕が一回り上というのもあり、実際入社直後は、当時僕の移住コンシェルジュ担当だったゆうたろうも少なからず敬語でしたし、おそらく気を遣っていたのではないかなと思います。
しかし、ゆうたろうもほんまんもとてもいい人で、すぐに仲間として受け入れてくれました。週末は趣味仲間としてもプライベートでも仲良くさせてもらっています。

きら星には、年齢や社歴など問わずフラットに接し合える文化が根付いている一方で、スイッチを入れる時はキュッとメリハリがあります。これは他のメンバーも言っていますよね。

-仕事をする原動力:社内外で「共生=ウィンウィンの関係」を創ること

重複しますが、僕自身から発せられる仕事の原動力に紐づく業務に携われていることが土台にあった上で、現在はさらに三条において「共生」を創ることを目指しています。「共生」はウィンウィンの関係を作ることなのですが、良くも悪くも競争の色が強い都会では実現は少し難しいと思います。
三条には、切磋琢磨して競争をしたり、自他ともに認め合えるライバルがいたり、といったことはないのですが、ゆえにお互いどうやったらウィンウィンの関係を作ることができるだろうかと考えることができます。

僕は毎年1/1の午前中に書き初めをし、今年のテーマとして1年の目標に立てているのですが、実は2023年がまさに「共生」でした。
2024年は「破壊と創造」。地方移住で学歴や出世など関係なくこれまでの価値観や環境を壊し、今まさにゼロベースで新たな人生設計を立てているところ。
移住、きら星への転職で「破壊」にはまず成功し、これから「共生」できる関係を模索しながら、自分自身がどういう価値観で家族に向き合ったり、仕事などに関わっていったりするかを「創造」できればいいなと思っています。

-きら星に向いている人材:多様性を柔軟に、大事にできる方

柔軟性がある方がいいと考えています。
移住者には、100人100通りのバックボーンがあります。そういう方々と接していく上で、自分の枠にはめて解釈することをしない努力ができる人が向いているのではないでしょうか。僕自身も前職などの経験から、多様性に触れ、受容し合える大事さを経験してきて、現在の業務に活かせていると考えます。

移住支援という仕事を通じて、人間観を磨きたい方、仲間になりましょう。

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「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。