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もやブロ #6 グッバイ・トーキョー

おはようございます、もやです。
私は地方暮らしを楽しむ人を増やすことで消滅可能性都市をなくす、というミッションで事業をしています。でも、都会は好きです。
今回は、東京と私のベストなバランスについて。

間もなく、 #湯沢暮らし が始まるので、観覧車から大都会・東京を眺めようと、パレットタウンの観覧車に乗りました。高所からの夜景が大好きで、森ビルや東京タワー、スカイツリー、サンシャイン60などからよく夜景を眺めに行ったものでした。
街の灯りの下に、たくさんの人が住んでいて、どんな生活を営んでいるんだろうとか、血管のように流れ続ける首都高の車のヘッドライトをぼーっと眺めては、うっとりと1,2時間も妄想ができてしまいます。

元々は、三菱地所や三井不動産でバリバリの総合開発をやってみたかったので、東京は好きな街なのです。
丸の内の整然とした通りも、戸越あたりの商店街の雰囲気も、大久保のディープな街並みも、渋谷の雑踏も。駅1つ違うだけで顔も雰囲気も変わる東京の街を歩くのは今でも楽しい。
どこにだって美味しい店があり、面白い人に出会える確率も高く、商業や文化へのアクセスだって抜群にいい。いつ来ても変化があり退屈しない街、トーキョー。

そんなに東京好きなら離れなきゃいいと思われるかもですが、遊ぶと暮らすはやっぱり違います
降りるだけでも大変な朝の品川駅、人いきれでむっとする電車の中、慌ただしく自分のことだけで過ごしてしまう平日朝のトーキョーの風景。
私は品川に3年弱、海浜幕張に5年、会社員として通勤していたんですが、この都会の通勤という"生活"は、自分にとって馴染まなかった。ラッシュを避けて時差通勤しても、それでもそれなりに人はいる。身動き取れない電車の中で、交通広告を見ながら"なんでこんな思いして会社行かなきゃいけないんだろ"なんて思うことがよくありました。

一方、福岡で勤務してたときは、太宰府→筑紫野という下り電車で通っており、通勤のストレスは全くなかったんです。その経験から、仕事に通う環境が自分に与える影響について考えるようになりました。

暮らす上では、東京(幕張は千葉ですが、一応昼間人口としては混雑する地域なので)の職場環境を毎日していると疲れてしまう。地方で働いていると、そこのストレスがない。それだけで心持ちが全然違う。朝、人にぶつかってイライラしたりされたり、人波のペースに合わせて歩いて気を使って疲れることも、仕事帰りに席はないかと気をもむこともない。
そんな些細なことがストレスになって一日過ごすのもったいないなぁ。しかもそれが1週間のうち5日もあるなんて。

そんな考えが頭をもたげて、東京を離れて働きたいという思いを強くしていきました。
私が好きな東京は、休みに満喫できる東京なので、ならばそもそもそこを生活圏にしなくてもいい。
自分の人生の中で大きな時間を占める仕事時間、そのうち通勤も多少の時間が取られる。生活圏は、そこのストレスを限りなくフリーにしてみよう。
だから、暮らしの軸は地方において、東京は時々遊びに来て、大好きな友達と会ったり、東京にしかないレストランで食事したり、夜景を見たり、裏路地を散策したり、ライブに行ったり、夜な夜な徘徊したりしよう。今だって独身の頃だって毎週末、そんなことしてたわけじゃないんだから、メリハリつければトーキョーと距離を取っててもいいんじゃないか。

これが、私とトーキョーのベストなバランス。
あなたはトーキョーとどんなバランスで暮らしたいですか?

グッバイ・トーキョー、そして時々ハロー。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。