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社員インタビュー:三浦 佑太郎|きら星株式会社 燕三条オフィス|入社満2年

ベンチャー企業は規模や性質上、スピード感や裁量権の範囲も大きい環境で働くことができ、成長ややりがいを一層感じやすいのが魅力の1つ。きら星株式会社(以下「きら星」)もそんな1社ではありますが、一方で、子育てや家庭、プライベートの時間とのバランスが取りやすい柔軟性のある職場環境も整えています。ゆえに、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが自分らしく働きやすい形で活躍しています。

本記事では、入社から一定期間が経過する中、さまざまな業務に挑戦し、取り組んだ結果、メンバーにどのような変化があったのかを振り返りながら、これからの1年間をどうしたいか、といった個々の成長・変化を軸にまとめています。仕事・プライベートの両面から聞くことができるのも、きら星で実現できる働き方ならでは。

三浦佑太郎 プロフィール

入社:2022年7月
所属:燕三条支店にてフルタイム勤務
業務:
・移住検討者のコーディネーター(相談対応、現地ツアー案内など)
・営業マーケティング(SNS運用)
出身:茨城県
住まい:シェアハウスで猫と一緒に暮らす
※2024年7月時点の情報です。

▼最初の社員インタビューからの成長を実感します…!!

-入社して2年:社外との関わりが増え、念願の「工場の祭典」実行委員に選出

 移住コンシェルジュとして三条の魅力をあらゆる角度から伝えられるよう、社外の地域コミュニティに参加したり、人脈を広げたりと精力的に活動してきました。その活動の積み重ねが功を奏し、燕三条で毎年10月に開催される国内最大級のオープンファクトリーイベント「工場の祭典」の実行委員の一人として選ばれました。燕三条に拠点を構える100社以上の工場を一斉開放する一大祭りで、僕もとても好きでいつか関わってみたいなと思っていたので、声をかけてもらえたのはとても嬉しかったです。

 実行委員に選ばれた経緯をお話ししますと、上述の通り社外との関わりしろを持つ活動の一環として、僕は三条商工会議所青年部(「三条YEG」)に所属しています。その中で1年ほど「交流人口創出委員会」のメンバーとして、三条の地域とつながりを作り、地元の人を巻き込んで楽しくなるようにする活動を行っていました。
 例えば僕自身が、三条で毎年6月に開催される「三条凧合戦」に参加したり、地元の大学生向けにビジネスコンテストを企画したり、そのほかもさまざまな地域のイベントやコミュニティに積極的に参加したり発言したり、いろんなことに取り組んでいたんです。そうした活動が評価されて今回のお声がけにつながったのかなと感じています。

 「工場の祭典」では4つのプログラムに紐づく形で委員会がそれぞれ設置されています。僕はその中で、未来のまちづくり人材育成プログラムを中心とする「つなぐ」のリーダーを担っています。地域の歴史を学び、ものづくりとまちづくりに携わる人材との関わりを深めることで、地域内のコミュニケーションを活性化し、燕三条の未来を創る人材を育成することが狙いです。SNSやオンラインコミュニティの運営も行っています。

工場の祭典では、まちづくり人材育成プログラムを企画・実行しました

-移住コンシェルジュとしての成果:きら星経由の移住者は1年で50名規模に

 振り返ってみて、三条に移住者が増えたことは大きな成果だったと実感しています。この1年できら星経由の移住者は48名。これだけたくさんの方が移住をしてくれた理由を分析してみたのですが、初めて移住体験をしにきてくれた方々を、燕三条の面白い方々と引き合わせられたことが大きかったのかなと考えています。移住の魅力としてご飯が美味しい、自然が豊かなどもありますが、結局は人やコミュニティ、関わりしろが決め手になります。どんな人がいて、そうした人々が自分に合うかどうか、この地域に住んだらきっとこんな関わり方ができそうだと自分自身の中で解を持つことができてはじめて移住を決めることができるのだと思います。

 これまで僕はずっと、自分自身がつながりを広めていく活動をしていました。このネットワークや人脈、コミュニティの幅広い引き出しを増やしていったおかげで、さまざまな移住希望の方に対して、より適切な地元の人や場所、関わりしろを紹介できていると感じています。
 商工会議所青年部での活動も、イベントへの参加も、オフィスがある交流拠点の「Me.」での出会いも、今回の「工場の祭典」実行委員での取り組みも、社内外問わずあらゆる方面のつながりが活きています。

-仕事での変化:外への発信・アウトプット機会が増える

 これまでは自分たちが移住者に対して取材を行い、オウンドメディアで発信をすることが多かったのですが、最近はアーンドメディアでの情報発信も積極的に取り組んでいます。僕自身が地元メディアの取材を受けることも増えましたし、ステージやちょっとしたセミナーでお話しさせていただく機会ももらえるようになりました。
 狙いは、Uターンによる移住者を増やしたいこと。現状は三条にゆかりのないIターンによる移住が多いのですが、三条出身で地元に戻ってきたいと考える人も増やしていきたいです。そのために、県内・地域の方々に移住のことを知ってもらい、例えばニュース記事を見た親御さんや友人から「地元のニュースでUターンしている人のニュースを見た」「三条のまちがTVで取り上げられた」などを聞いて、本人が魅力ある地元だとして帰ってきたいなと思ってもらえるように仕掛けたいんです。

燕三条オフィスメンバーで地元紙「三條新聞」の1面を飾りました!

-働き方が1人ではなくチームに:伝えることの難しさに奮闘中

 燕三条オフィスの立ち上げから途中までずっと一人でやってきましたが、今は燕三条オフィスメンバーは3人に増え、チームでの働き方に変わっています。また、「工場の祭典」でも「つなぐ」委員会ではリーダーとしてチームを動かすことも増えました。
 頭ではわかっていますが、個人で動くこととチームで動くことは全く異なり、その難しさも日々痛感します。

 特に感じるのは業務のボールを投げる時のコミュニケーション。きら星メンバー間では対面でコミュニケーションをとったり、同じ空間で過ごす時間も多かったり、そもそも言葉や解像度、目線も共通認識が前提にあるので、スムーズにボールの受け渡しができるのですが、社外のコミュニティだとバックグラウンドも考え方も価値観も異なるので、とても難しいです。
 僕自身では伝えていたつもりが実は意図通り伝わっていなかったケースも多々あり、コミュニケーションミスや齟齬が生じやすくなりがち。自分の課題ではあるのですが、業務を依頼するときや自分が持っているボールを投げるときは、できる限り丁寧に、意図や目的の大上段を相手とすり合わせてからお願いするように意識しています。今後もいろんなコミュニティに関わっていきたいので、チームで大きな成果を出せるようなスムーズなコミュニケーションを勉強していきたいですね。

-これからの1年:「燕三条」としてまるっと移住を支援したい

イベントを通して、燕市との縁も深まってきました

 前回の取材でも目標に掲げていたことではありますが、三条市にとどまらず「燕三条」として移住のサポートに取り組んでいきたいです。移住者にとっては三条市も燕市も大きくは変わらないので、燕三条を1つのセットとして魅力のシナジー効果を生み出しながら、世界に発信していきたいと考えています。
 進捗としては目標に近づいています。当時(2023年11月)は、そもそも燕市との接点がなかったのですが、燕市役所との関わりが増えほか、燕市内の企業の社長やまちづくりに関わる人とのつながりができたのも大きな進歩だと捉えています。また、燕市内の交流拠点で本間と一緒に三条市の移住について講演する機会もいただき、これらを積み重ねて目標を実現したいです!

 向こう1年だけでなく、僕が最終的に目指したいことは移住者を増やすことではなく、移住した人がその後も楽しく暮らし続けて、街が盛り上がるような仕掛けを作っていくことです。せっかく移住してもらうという人生の決断をしてもらったんです、ちゃんとその後の人生の責任をとる、ではないですが、ずっと関わり合えるようにしたいなと考えています。そんな世界を作るまでは僕は燕三条に居続けるのではないでしょうか。


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「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。