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もやブロ #22 地元出身の大学生のインサイト

こんにちは、もやです。怒涛のGWが終わり、その後もバタバタと過ごしながら・・・。2週間くらい本調子ではなかったのですが、昨日はさすがに倒れてしまいました。1人で会社を回しているので、私が倒れると何にも進まない。早く右腕を雇えるように、売上のいい筋を見つけたいところです。

売上の筋道

さて、私の運営しているきら星(株)は「地方暮らしをする人を増やす」ために、①自治体さんと組んで移住促進の業務受託をする、②地元企業の職業紹介をすることで生計を立てる予定です。

令和元年の初日に、職業紹介の許可が下り、許可証の授受で新潟市の新潟労働局まで行ってきました。これからは職業紹介業者として活動をすることができます!
(許可番号:15-ユ-300162)

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これで大手を振って、職業紹介をやれるわけですが、まだ求人(企業)側の開拓が思うように進んでおりません。来週から、息子も保育園がフルタイムで預かりしてもらえるのでこれから本腰を入れて行きます。

「暮らしごと」始めます

この職業紹介サービスの名前は「魚沼/湯沢 暮らしごと」という名称で始めようと思っています。
仕事とは、生活の全部ではなくて暮らしのこと。仕事を考えるには、ライフスタイルやどう生きたいかを考えることが必要。単純に、給与や勤務時間、福利厚生だけで仕事は決められなくないですか?
私もかつて転職を経験しており、大手の転職エージェントを利用しましたが、サービス自体に対する納得感が低かったのです。職務経歴や履歴書のチェックや、多少の壁打ちはしてくれましたが、「早く決めて」の無言のプレッシャー。様々な可能性の提示や、紹介される案件への納得感の低さ(なぜ、私に、この仕事なのか?)からこの仕事を通してどうなりたい?とサポートされたというよりも、案件を事務的にこなされている感じを受けました。

仕事は、生活の一部です。移住するときと同じように、納得感を持って仕事を決めてほしい。そして、そうなるような情報提供とサポートを行なっていきたい。
単に職業紹介だけではなく、縁あって関わったその人の「暮らしごと」として丁寧に関わっていきたい。そんな思いを込めて、サービス名を決定しました。(商標登録もされてないようですし。)

地元の大学生と話をしてわかったこと

さて「暮らしごと」のメインとなるマーケティングターゲットは、20代〜40代の(主に未就学児堂のいる)首都圏在住ファミリー。インサイトとしては、ライフチェンジ願望があり、子育てや家庭生活を、都会とは違う環境でやってみたいという淡い希望を持っている人たちです。
ですが、地方で暮らす人を増やして行くためには、そこだけでなくこれから就職をする/もしくはしたばかりの若い層を取り込んでいきたいとも思っています。

ちょうど、隣町である南魚沼市の高校出身の女子大生2人が大学を1年間休学して地域に入り込んで行なっているプロジェクト「チームこのめ」さんの情報を知ったので彼女たちにお会いしてきました。

2時間半、なぜこの「きら星」を始めたのかや自分が高校生時代に欲しかった情報、就職してみてからの経験や感じたこと、実際に地域に入った1ヶ月で起こったこと、これからのことなどたくさん話しました。
それと同時に、今まさに4年生で就職にぶち当たっている中で、どうして休学してまで地域で活動しているのかや、困っていること、もっと知りたいことなどを色々と貴重な意見交換をすることもできました。

やはり、地方の若年層は「ナナメウエの人生の先輩たちとの接点の欠如」「地元の産業や企業への理解不足」が課題になっているが故に、Uターン就職や地元での就職につながらないという現状。
そして、衰退地方に特有の「大人たちが諦めムード」であったり「地元にチャンスが少なく見える故に東京での就職を勧める」という大人側の状況に起因してそれが加速していること。

彼女たちのように「地元に戻りたい」というマインドがあり、自らアクションを取って動ける人間であっても、まだ、どのようにキャリアを進めればいいのだろう?という問いへの答えが出せるだけのロールモデルや情報がないのです。

もっと地域のことを知りたい、つながりたい。でも誰につながればいいかいいかわかんないし、気軽にはできない。どうしたらいいんだろう。
いきなり就活という場に放り出されて、自分ひとりで「何をして生きる?」に向き合わないといけない。唐突すぎて、表面的な言葉しか出てこない。
そんな「SOS」をヒシヒシと感じました。

「暮らしごと」でできること

就職サービス「暮らしごと」では、その人個々人がどのように暮らして/仕事をして生きていきたいか、という問いを、一緒に考える/整理することによって自らのライフスタイルを深掘りするお手伝いをさせていただきます。
その上で、その人が理想とするライフスタイルを叶えることができる道筋(企業や働き方)を提案させていただきます。一緒に働く仲間ももちろん大事。企業さんとの調整になりますが、職場見学も事前にして納得感を高めましょう。書類のサポートだけでなく、面接会場までおせっかいにもついていきます。

正直、前出した大手のエージェントサービスと比べるとめちゃくちゃ効率悪いです。ですが、あえてそうしたい。その人の人生が変わる瞬間に立ち会えるなんて、すっごく幸せじゃないですか?

興味持っていただいた方は、TwitterのDMなどでお待ちしております。サービスサイトは現在絶賛構築中ですので。。。

GWの記録もまだ終わっていないので、また来週の更新をお待ちください〜〜!

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。