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(6/24)ここまで皆勤賞!「鎌倉殿の13人」を見る理由は何だろう?

梅雨です。梅雨に入っております。
でも今日は晴天でしたね。
今年の梅雨は曇りは多いけど降水量はそんなに、って印象だけど、どうなんだろう?
これから雨増えるのかな。それとももう梅雨明けるのか。

とにかく蒸し暑いっすね。
蒸し暑いと汗かき体質なので、いろいろ困ります。
背中の汗、わきの汗、額の汗。もう汗まみれだ。。。トホホ。

さて、本題に入ります。
日曜日(6/19)の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(第24回)を観ました。
で、感想を書いてみようと思います。
今回は2人も登場人物が亡くなってしまいました。うう。


大姫

まずは病気で亡くなってしまった大姫(頼朝の長女)について。
許嫁の木曽義高と一緒になれなかったことによって、ずっとつらい思いを抱えてきた大姫。なんだかとてもかわいそうでした。

振り返れば、5月8日の壇ノ浦の戦いの回は、大姫の心の異変のシーンから始まったんですよね。

ひとりの少女の悲しみと、日本史のハイライトともいえる壇ノ浦の戦いを同じ1話に盛り込んでくるなんて、チャレンジングな構成だなあと思った記憶があります。

それを踏まえて、5月から今回まで、少しずつ少しずつ大姫の変調を描いてきた三谷氏。
この「少しずつ」っていうのがいいですよね。
年表にのるような歴史的事件の裏でも、人の気持ちはちゃんとつながってる。
年号だけが大事じゃない。人生は点(年号)じゃない、線だもの。

義高のことをどうしても忘れられなかった大姫。
その想いの強さは、平家打倒を諦めずに果たした父・頼朝譲りだったのかもしれません。

範頼(蒲殿〈かばどの〉)

次に頼朝の弟の範頼。
範頼は謀反の疑いで修禅寺に流罪になったうえ、大姫が病で亡くなったのは範頼のせいだと頼朝に思い込まれ、善児に殺されました。

登場から最後まで、ずーっといい人だった蒲殿。
そんな蒲殿が殺されて悲しいといえば悲しいのですが、ただ蒲殿には申し訳ないけど、亡くなってからその重要さが分かるというか。

歴史にイフはないけど、蒲殿が生きていたら、頼朝亡き後の歴史は変わっていたかもしれませんね。
北条家をはじめ御家人たちも、頼朝の弟だからじゃけんに扱えないし、うかつに手も出せない。
いい人だから頼家の悩みも聞いてあげたんじゃないかな。
あんなに優しい叔父さん、最高だよなあ。

そういう意味では、頼朝は自分の保身のためにやったことだけど、まわりまわって一族のクビをしめたのかもしれない。
こういう想像を巡らせるのも歴史の楽しみのひとつですよね。

三浦義村

最後に三浦義村について。
あ、三浦義村は死んでません。誤解なさらず。

なぜここで三浦義村の話を出したかというと、この「鎌倉殿の13人」で個人的に一番好きな人物だから。

あの斜に構えた感じ、会社にいませんか、ああいう人。
会社(鎌倉幕府)のことなんかどうとも思ってないけど、仕事はそつなくこなす。
先頭に立つことは決してしないけど、悪目立ちもしない。
常に一歩引いた位置で全体を見ていて、いろんな人のいろんな部分をよく観察している。
損をしないで、自分がどうやって生き残っていくかを考えてる。

八重さんが死んだ時は冷たかったけど、大姫が結婚を拒んだ時には優しかった。
それが本心なのか、それとも打算あってのことなのか分からないところも魅力です。

あと、オープニングクレジットの名前の出てくるタイミングも、ちょうど真ん中ぐらいで、そこも好きです。
最初でもないし最後でもないけど、真ん中といえば要(かなめ)ですよね。
あえて目立たないポジションで存在感を発揮する義村、順番とキャラクターが合ってます。
他の登場人物だと順番が変わってる人もいるんだけど、義村の順番は今のところ変わっていない。

というわけで、今回の「鎌倉殿の13人」を見る理由は何だろう?は、三浦義村のオープニングクレジットの順番が変わるかどうか、です。

しょうもな!
いや、意外と義時にとっては大事かも。

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