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「プロフェッショナル 仕事の流儀」宮﨑駿さん を観ました

NHKプラスで、ジブリと宮﨑駿の2399日(プロフェッショナル 仕事の流儀)を観ました。
自分は宮﨑氏のファンなのだけど、全然この番組のことを知らなくて、放送が終わってから気づいてNHKプラスで観ました。

簡単に言っちゃうと、今夏公開された「君たちはどう生きるか」の制作秘話で宮﨑氏を追うドキュメンタリー。
ただ映画の内容に即しているのか、過去作品の映像もまあまあ使われてて、「君たち〜」への興味がわきます。
自分は映画館で観たけど、もう一度観たくなっちゃった。
まだ家の近くの映画館で上映してるんだよなあ、なんて思いました。

あと、考察へのサービスというか、登場人物の「大叔父」のモデルは◯◯、「青鷺」のモデルは△△、とはっきり言っちゃってます。
ちなみに、自分も夏にこの作品の感想文を書いて考察に乗っかった身です。
正解率は半分。大叔父はそうかなと思ったけど、青鷺は全然そんな風に感じなかった。
むしろ青鷺は鳥だった前半は良かったけど、後半の鳥男はなんだかなあ、という印象がいまだに残ってます。

でもこの部分はちょいとリップサービス的なものを感じました。
考察する楽しみを奪う気はないですが、映画はテストじゃないんだから、合ってたとか間違ってたとかではないと思う。
そもそもジブリ映画のだいご味ってそこじゃないし、映画の鑑賞の仕方なんか人それぞれだし。
はっきり言っちゃうことで見方が狭まり、豊かさまで失われるきらいは感じましたね。

ま、それを含めて作品への興味はわくから、ここは宣伝のカンフル剤としての意図と、考察して盛り上げくれた方たちへの(感謝の)サービスなのかなと。

     ***

中身の軸は、宮﨑氏と亡くなった高畑氏の関係でした。
このお2人の関係って、ほんと面白いんですよね。
お2人とも「巨人」でありながらどこかいじらしい部分を持っている。
まあ2人だけにしか理解できないことはたくさんあるんだろうけど、そこに着目したのは良点だと思いました。

宮﨑氏にとってはジブリ設立前からの付き合いなのだから、高畑氏はまさに宮﨑氏のアニメ人生の原点。
そんな人に出会えた喜び・恋慕と、反対にどこまでも付き纏う呪縛。

「君たち〜」のテーマは「呪縛と、それからの解放」でもあるからテーマ的には繋がりがあって、ドキュメンタリーの構成として上手いと思うけど、まあこのお2人の関係性を短い時間で全て理解するのは難しいと思います。。。人間論としては興味深いけど。

宮﨑氏はあんまりマスコミの前に出てこないので、ふだんの生活の様子が垣間見れるのは、ファンとしては嬉しい。もちろん世に出せる映像と出せない映像があるんだろうけど。
ただ「プロフェッショナル〜」の盛り上げ方はそんなに好きじゃないです。なんか大仰で。ごめんなさい。

ご興味ある方はぜひ。

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