【ぴあフィルムフェスティバルin京都×映画チア部】 映画チア部おすすめ!「PFFアワード2021」
皆さま、こんにちは。
1/8~1/16に京都で開催されるぴあフィルムフェスティバル。
前回の記事では、目玉企画のひとつである「ナワポン・タムロンラタナリット
監督特集~タイからの新しい風~」の作品を紹介しました。
vol.1はこちら↓
さて、今回はPFFのメイン企画である「PFFアワード2021」の作品たちを紹介していきます!
毎年、様々な注目作品、注目監督が誕生しているPFFアワード。
今年も新鮮で面白い作品が勢揃い!
早速、チア部員のレビューとともに厳選した8作品を紹介していきます!!
『五里霧中』
監督:曽 子明
先の確約されない不安に押しつぶされそうな高校卒業後の進路。遠回りしても、無理して大学に行かなくてもいいんだよと声をかけてあげたくなりました。
なんとなく大学生活を送る大学生、卒業後の進路に悩む高校生に見てほしい!!
(神戸本部・まっぴぃ)
『県民投票』
監督:大場丈夫
市民の生活を左右する政策には市民の投票が反映されるべきだ、至極当然に聞こえるこの提案を通すことが今の日本ではこうも困難を極めるとは。
これを見た先に各人が抱くのがニヒルにせよ怒りにせよ、誰しも決して「中立」ではいられない今”目撃”すべきドキュメンタリー。
わたしたちはこれから、本当にこんな国でやっていかなきゃならないのかとツラくなる…。
(神戸本部・おく)
『Journey to the 母性の目覚め』
監督:岡田詩歌
独特でポップなタッチのアニメーションで描かれるのは、「子どもを作る」というかなりセクシュアルなテーマ。
だけど、まだまだ日本では嫌悪されがちな性的な話にはこれくらいのポップさが必要だと思うし、私も高校生の時にこんなポップな作品で性について学びたかった!
(神戸本部・まっぴぃ)
『豚とふたりのコインランドリー』
監督:蘇 鈺淳
映像なのか写真なのか、窓から微かに見える車の影やライトでわかるようなコインランドリーでの静かな画。
まず、言葉ではなく目線や表情で語られる映画という印象を受けた。カメラがほぼ動かず、ノーカットで言葉も少ないため、自然と表情や動きに注目しながら、男女の物語が語られていた。
たくさん存在する間から想像することができる、女の人の状況にリアルさを感じ、結末がはっきりとわからない様子が面白かった。
コインランドリーでの待ち時間は長く、何をすることもない時間だが、その様子が上手く「場」としても表されていると感じた。
(京都支部・西村)
『サイクルレース』
監督:倉澤紘己
5分という短いショートフィルムでしたが、この5分間のためにどれだけの時間を費やしたのだろうと思うほど作り込みが凄い。
映像も勿論綺麗だったのですが、始終流れていた自転車を漕ぐ音がとても心地よかったです。
(大阪支部・かんな)
『苺のジャムとマーガリン』
監督:宮永咲弥花
好きな女の子が撮る写真に自分だと分からないように写り込む、その子がくれた苺ジャムのコッペパンが自分の中で流行り、そればかり食べてしまうという男の子がほんとにピュアで可愛いなと。
多感で繊細な時期である高校生にしか撮れない作品だったと思います。
(大阪支部・かんな)
『転回』
監督:岩﨑敢志
とても引き込まれました。とにかくカメラワークが凄い。1つ1つのショットで登場人物たちの重苦しい雰囲気がこちらにも伝わってくる。予想を裏切るようなラストシーンが良かったです。タイトルの『転回』はそういう意味だったのかな。
(大阪支部・かんな)
『みなみとあした』
監督:林崎征大
急に場面が変わるカット割りに違和感を感じた。みなみの発する言葉が声や発声に合っていて、独特な空気感を表していたと感じた。人物を写す時に、固定で真正面からの画がよく使われる。それによって淡々としているシュールな感情を感じ、より空気感を表現できているのではないか。「欠伸を見て得した気分になる」など、女の子の感情を個性的なセリフで上手く表現されていたことで、独特な細かい心情がみてとれ、面白かった!
(京都支部・西村)
いかがだったでしょうか??
今回紹介した作品は、ほんの一部にすぎません。
グランプリを獲得した『ばちらぬん』、準グランプリの『グッバイ!』をはじめ、489本の応募作から選ばれた18作品が1週間かけて上映されます。
皆さまも、京都で新たな才能を発掘しに、ぜひ足をお運びください!
なお、会場での当日券販売はないそうですので、ご注意ください。
事前にチケットぴあ、またはセブン-イレブンで、チケットをお買い求めください。
(上映日の開始時間まで購入可能)
第43回ぴあフィルムフェスティバルの公式HPはこちら↓
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