THE BATMAN-ザ・バットマン-(原題:The Batman)

総合:★★★★★
 ┝構成 :★★★★★
 ┝演出 :★★★★★
 ┝映像 :★★★★★
 ┝音楽 :★★★★☆
 └独創性:★★★★★
 
 
ー基本情報ー
監督: マット・リーヴス
出演者: ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ポール・ダノ
製作年: 2022
 
 
★おすすめポイント★
①3時間の長さを感じさせない
 
②サスペンスとアクションのバランスの素晴らしさ
 
③楽曲とキャラクターのイメージが素晴らしくマッチしている
 
▼あらすじ
優しくもミステリアスな青年ブルース。両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在、“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。犯人を名乗るリドラーは犯行の際に必ず、“なぞなぞ”を残していく。(中略)リドラーが犯行を繰り返す目的とはいったいー?(公式サイトより)
 
▼構成
ベースは探偵の物語にアクションが加えられている。アクションを推す人にとっては物足りなく感じるが、サスペンス物語としては申し分なく楽しめるストーリー展開。
 
▼演出
タイトルのロゴがあの名作、ジョーカー(原題:JOKER)と同じように画面全体に表示される形式。そしてNirvanaの名曲、「Something In The Way」がかかる事で観客にダークなストーリーをお届けするかのような始まりだった。バットマンは過去にクリストファー・ノーランが手掛けた3部作があり、それらはバイクとタンブラーのアクションが印象的だった。本作のバットマンが運転するのはバットモービルと呼ばれる改造車両。ヒーローアクションならではのロマンがあって感慨深い上に、ミラー越しで映し出す、燃える炎から飛び出たバットモービルは、個人的に選びたいヒーロー映画の名シーンだった。
 
▼キャラ
ロバート・パティンソン演じる主人公、バットマンの正体はブルース・ウェインという青年で億万長者。慈善活動などで経営しているが、彼の両親は犯罪者に殺されていた。そしてバットマンとうスーツを制作し、悪に立ち向かう。本作では楽曲の「Something In The Way」が使用されている。直訳すると道の上に何かがあって邪魔しているようなニュアンスを感じ取れる。監督は両親が殺されたことで社会の闇に対して絶望を感じた主人公と歌詞の世界観を重ね合わせている
 
▼その他
最後には謎の男が現れた。バリー・コーガンが演じていて、キャラクター名は伏せられていたが、宿敵のジョーカーだった。今回のバットマンは3部作を予定している。ジョーカーが出てくると思われるが、バリー・コーガンはジャック・ニコルソンやヒース・レジャーを超える最恐なジョーカーを演じこなせるかどうかが見所だ。
 
▼この作品が好きな人へのおすすめ作品
ロバート・パティンソン×バットマンを手掛けたクリストファー・ノーラン作品、
→TENET テネット(原題:Tenet)(2020)
 
バットマン作品で高評価だった作品、
→バットマン ビギンズ(原題:Batman Begins)(2005)
 
バットマンの永遠のライバル、
→ジョーカー(原題:Joker)(2019)


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