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はじめてのアーティストデート

2023年の元日、参加している講座で初めて聞いた「アーティストデート」。
ネット検索するとたくさん記事が出てくる。有名な本に書かれていて実行している人がいっぱいいる。
講座での「人生を自分ごととして進むために」アーティストデートをしてみよう!という提案から、はじめてやってみることにした。

アーティストデート
普段の生活ルーティンにないこと、やったことのないこと、行ったことのない場所、やってみたいことを1週間に1回は予定に入れてやってみること

「Authentic Journey」講座より

何をしよう?と思った時に浮かんでくるのは、旬を過ぎてしまったなーと感じるような、しなしなのやりたいことや、やった方が良さそうな部屋の掃除…。
ワクワクの感度が鈍っているようで少しショック。ヒントを探してネット検索。
そこで見つけた「自分の中にいる子どもを喜ばす」という一文を見たとき、ぱっと閃いたのはサンリオのこと。キティちゃんやマイメロディを生んだあのキャラクターショップのことだった。

小学生時代の私の胸きゅんはいつもサンリオが運んできてくれていた!と思い出した。なので初めてのアーティストデートは、小学生の時以来、何十年かぶりにサンリオの実店舗に行ってみることにした。

行くときの服装も考えた。チェック柄で袖口がフリルになっているブラウスとリボンの付いたエナメルシューズを身につけた。持っているアイテムの中でドリーム感?というのか、サンリオに見合うように夢がありそうなものを集合させた。

靴下の色が枯れ気味だけど、手持ちアイテムで最大にドリーム感を感じるもので行きたかった


いざサンリオへ。
行った感想は、今はこんな感じなのね、という落ち着いた気持ちで店内を見て、それで終わってしまったという感じ。期待値が高すぎたのかもしれない。でも、プランを考えているときがとても楽しく、とても癒されたので、そのことを書き留めておきたい。


プランを考えていると、サンリオキャラクターが日常にあった小学生時代の風景をたくさん思い出した。
お姉ちゃんが私の誕生日に、けろけろけろっぴのホワイトボードをサプライズでプレゼントしてくれたこと、そのホワイトボードが消す度黒く汚れていくのが辛かったこと、お母さんが用事で街に出かけた時に、サンリオの小さなお菓子の詰め合わせをお土産に買ってきてくれてすごく嬉しかったこと。おばあちゃんが私の好きなキャラクターに似た目覚まし時計を一生懸命探してくれたこともあった。好きなたぬきのキャラクターの時計が売っておらず、早起き苦手な私のために、それに似たたぬきの時計を探してくれた。泣ける…。
ちなみにその時に好きだったキャラクターは「ぽこぽん日記」。懐かしい!


おばあちゃんが買ってくれたものと同じ時計
https://www.ztv.ne.jp/ann/core2.htmさんから画像をお借りしました


他にも、買い物をしたらつけてくれるおまけをかわいい瓶に入れて大切に集めていたことや、いちご新聞の表紙がいつも好きだったことも思い出した。
あんなに心からかわいい!大切にしたい!と思えたピュアな気持ちを思い出して幸せな気持ちになった。

それと、私はこだわりが強くて好き嫌いがはっきりしていた子どもだったし、当時の母も自分が良いと思うものをあげたいしそれを喜んでほしい人だったから、小さな頃の記憶では、親や大人から与えてもらえるものに対していつも妥協していたと思っていた。
でも、サンリオはいつも私を心からときめかせてくれていたこと、家族がたくさん愛情を注いでくれていたことを、頭ではなく体感として思い出せて、こんなに満たされていたんだ、と気づけてとても癒された。

新しい価値観を知ったり、インプットの幅を広げるために始めたアーティストデート。
今の私にとっては、新しいことをしっかり受け止めるための土台を強くしてくれるものだった。

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