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映画『アーティスト』を観る。

あらすじ(ネタバレあり)

 サイレント映画のスターであるジョージは映画界で成功を収めていた。ペピーはそんなジョージに憧れ、女優を目指す。だが、時代はサイレント映画からトーキーへと遷移する。時代の流れに乗ったペピーは人気女優へと昇り詰めるが、ジョージはサイレント映画に固着したため落ちぶれていく。行き場を失ったジョージは自殺を試みるが、間一髪でペピーに阻止される。その後、彼女の優しさに救われたジョージは、再び映画界への復帰を決心するのだった。


テーマ:転落と復活
主人公の目的:映画界への復帰


カラー映画をあえてモノクロに仕立て上げた作品。
『シンドラーのリスト』と同じ手法だが、私はこれが好きだ。

監督のやりたいことが分かるし、「あえてモノクロにした」と、言うこだわりがたまらない。
時代がモノクロだから、という理由だけで白黒加工した訳ではないのだ。

さて、本作だが、一言で言えばハッピーエンドだ。

落ちぶれたスターが復活するハッピーエンド。
・・・あれ。
このハッピーエンド、どこかで望んだぞ。

そう、本作は『ライムライト』と対になっているような作品なのだ。

転落が止まらなかったカルベロ、どん底を這い上がったジョージ。

どちらかが好きかは人それぞれ。

これだから映画は面白いと思えてならない。

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