見出し画像

選挙結果振り返り(2022 12.25投票)

 今年最後の選挙が終わりました。 大きな選挙、注目の選挙も有りましたが、そうじゃない選挙を拾い上げていくのが私の役目。 一体どういう結果になったのか、今週も見ていきましょうか。


◎北海道・深川市長選

 現職が5期目を目指した16年ぶりの選挙は、三つ巴で票が割れる恐れが有る中で、市議を5期務めた新人が見事初当選を果たしました! 現職には自公が推薦していたようなので、それを破ったというのは多選による停滞を嫌った市民の民意が示されたと言えるでしょう。
 尚、投票率は16年前から4.84ポイント下がって過去最低となったようですが、それでも60%台を維持しているので良かったのではないでしょうか。


◎千葉県・成田市長選

 一方コチラは12年ぶりの市長選で、現職が5期目の当選。 44歳新人に変わるコトを市民は認めなかったようです。
 ただ、新人の経歴を見ると「青年会議所」「若手市議会議員の会」の文字が有り、私個人の偏見ですが、その類の候補は「アレ」率が高いと思っているので、どっちもどっちだったかもしれません。 でも、5選は長いですよね・・・
 尚、投票率は12年前から3.23ポイント、上がりました。 それでも現職が勝ってしまうのは、上がったとはいえ44.19%という低投票率。 新人が勝つには50%以上が必須ですよね、やはり。


◎千葉県・東庄町議補選(定数2/3名)

 候補者の中に過去3回町議選に立候補し全て最下位落選の方がいますが、今回も例に漏れず最下位落選と相成りました。 そんだけ選挙やってきてるのに選挙公報(PDF)が、まだ手書きってのは進歩の無い、何も学んでいない方なのでしょうね。 残念でした。


◎東京都・西東京市議選(定数28/40名)

 ↑この方が立候補して話題となった選挙。 彼が出馬した「大手宗教団体を脱会して批判する側にまわった」という “お題目” だけで投票した方のおかげでトップ当選となりましたが、彼の応援に来ていた面子を見れば「二流芸人」か「地下芸人」か「カルト」か「クズ」しかいないのは明らかだっただけに、如何に有権者が街頭演説等の選挙活動を見ていないかの証左と言えるのではないでしょうか。
 その他、三流芸人や三流レスラー、クズ政党候補などが出ていましたが、そちらについては、選挙ウォッチャーちだいさんが元旦にレポートを出すようなのでそちらを見ていただくとして、私が注目したのは大手国政政党の結果。
 共産党が1議席減らしたのは残念ながら珍しくない光景になってしまいましたが、立憲が2→4議席に倍増、維新と国民民主が議席獲得と(国民民主候補が9位と上位当選してて驚いた)なる一方、自民が9名公認して現職1名が落選しました。 自民の現有議席は9議席で、そこから増やそうという気は無く現状維持を狙った選挙で1議席減という結果に。 もちろんここから無所属で当選した議員を自民所属にして議席を増やすのでしょうが、やはり「自民」の看板では票が獲れなくなってきているのかもしれません。
 尚、投票率は前回から1.82ポイント上がりました。


◎福岡県・福津市議選(定数18/22名)

 国政政党所属候補は全員当選。 参政党候補も14位で当選し、地方選挙の連勝記録を「10」に伸ばしましたが、先程紹介した西東京市議選で参政党候補が次点落選したため連勝記録がストップしました。
 また、共産党にしては票割りが下手クソなせいで前回は1名がトップ当選するも1名落選したのですが、今回は2名当選し議席を増やしました。 が、1名は1,731票獲得の2位当選に対し、もう1名は765票で最下位当選。 票割りすればもっと余裕の選挙戦が出来るハズなのに、何故それをしないのか、、、


◎宮崎県・宮崎県知事選

 正直言うと、現職と元職には結構な差がついていて “ゼロ打ち” で現職が当選するのでは? と思っていたのですが、

NHKニュース より引用)

 出口調査がほぼ互角で争っていてビックリ! 結局は期日前の組織票の差で現職の勝利となりましたが、投票率が前回から22.79ポイントも上昇した結果が予想外の接戦となり、もし東国原氏が当選した2007年のように60%台に乗るようなコトが有れば、結果は逆になっていたのかもしれませんね。

 とはいえ、東国原氏は「知事になるコト」が第一の目的だとは私には見えず、

日刊スポーツ より引用)

 今回、選対で政策秘書を務めた(前妻との)息子(写真左)を政界デビューさせるための “地ならし” が最大の目的であったのだろうと、私は見ています。
 息子さんは学歴も職歴も一級品なので資質は充分持っているのでしょうが・・・

 結局は “世襲” になっちゃうのですね。 ハァ・・・(ため息)



以上になります。当選した皆様の御活躍をお祈り申し上げます。




もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。