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選挙結果振り返り(2023 2.12投票)

 先週「相当バタバタする」と書きましたが、本当にアレやコレやと(選挙と関係ない)(個人的に)厄介な案件が襲ってきて、取材に行けそうにもなくなってきた私です。 ※それについては後日改めて説明します。

 それでは、7件の選挙結果を振り返りましょう。


◎栃木県・那須町議選(定数13/15名)

 定数13人に対して現職10人、新人5人が立候補した選挙は現職が全員当選の新人が2名落選。 公明・共産の各1名も当選しました。

 黒田原商店街にあるローカルインターネットラジオ局『だっぱラジオ』のパーソナリティも4位で初当選。 議会という坂道を全力で駆け上って下さい!(・・・って、全然うまいコト言えてないなぁ)


◎神奈川県・厚木市長選

 4期務めた現職が退き、県議会厚木市選挙区(定数3)の2名が県議を辞して立候補。 それに3期務めた市議を辞して立候補した1名と共産推薦の1名の、4人による争いは、案の定、自公が推薦した県議が当選しました。
 現職の支援を受けていた元市議と、維新の松沢成文氏の応援を受けた元県議は及ばず。 共産系候補は・・・ まぁ、そういうコトです。


◎福井市・大野市議選(定数16/18名)

 現職12人、元職2人、新人4人が立候補した選挙は現職1名と元職1名が落選。 自民、公明、共産の候補は全員当選しました。
 元市議で昨年の参院選で「N党」から立候補した候補をしっかり落選させてくれた大野市民の懸命な判断に敬意を表します。


◎和歌山県・美浜町長選

 2期目を目指す現職に前の町長が挑む、前回と同じ顔ぶれの一騎打ちは現職が前職を返り討ちにしました。 ダブルスコア以上の差をつけたので「完勝」といって良いでしょう。


◎和歌山県・美浜町議選(定数10/12名)

 町長選と同時に行われた市議選は現職7人、新人3人が当選したのですが、当落線上の2候補が「270票」で並んだため、

 本人立ち合いの元、くじびきで当選者が決まりました。 リンク先では抽選の様子が見られますよ。


◎大分県・豊後高田市議選(定数16/17名)

 “定数プラス1” の選挙は、現職1名が落選。 現職14人、新人2人が当選し、公明と共産の両候補も当選しました。

 党首選挙実施を著書で訴えた党員に対し「党内に派閥・分派はつくらない」などの党規約に反する「重大な規律違反」だとして除名処分にしたニュースが「あり得ない」と話題になって初めての選挙となり、どう影響するのか注目していましたが、なんと豊後高田では共産候補がトップ当選! 候補者最年長の80歳で投票率も前回から約6ポイント下がっているのに、4年前から約450票積み増しています。 一体、何があったのか? もしかして、この件で党員の団結が増した!??


◎沖縄県・豊見城市議選(定数22/26名)

 元職1人、新人3人が落選し、現職は全員当選の18人と新人4人が当選。 女性候補が5人当選し、昨年オール沖縄系の現職を破って自公系の新人が市長になった豊見城市ですが、自公系が13人当選と辛うじて過半数を確保しました。
 党派別では自民2、公明2、立憲1、維新1、共産5、社民1が当選。 共産はここでも全員当選しています。 やはり「除名騒動」の影響はさほど無いのかもしれません(少なくとも地方選挙レベルでは)し、オール沖縄の “現在地” はさほど後退していないように見えますが、沖縄の有権者は、

「市長が自公系なら市議はオール沖縄で」

 と、投票先を散らしてバランスをとるコトがあり、それが「共産候補全員当選」という結果に繋がったように私は見立てています。

 れいわの候補は次点落選。 最下位当選の維新候補とは僅か6票差でした。  保育士の女性が立候補したのですが、共産も女性新人候補を出して当選(14位)しているので、そこに票を奪われたように見えます。 女性候補を擁立したのが裏目になってしまったのでしょうか。
 宜野湾市で取ったハズの “マルチでプリティな” 議席を豊見城市で回復しようと試みましたが、当選ならず、と。

 そして、「マスクを捨てて、にっこり 笑顔で挨拶を!」というイカれたキャッチコピーを掲げた参政党候補は落選。 豊見城市民の懸命な判断に敬意を表します。

 そんな参政党候補より票が獲れず最下位落選したのが、昨年の市長選にひょっこり立候補し、668票という驚異的な記録を出した候補。 今回は319票となりました。 もう、諦めたら?


以上となります。 当選された方々の御活躍をお祈り申し上げます。




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