見出し画像

新規事業のリサーチ(調査・研究)はどこまでやるか?

新規事業・新商品開発を始めるときに、
・いきなり動き出すか、
・少しリサーチしてから始めるか、
考え方はそれぞれ。

いきなり動き出すという人も、実は無意識の領域で少しは考えているはず。

では、どのくらい考えるのが適切なのでしょうか?

期待値・期待感を高める

人が動き出すには、期待値が必要です。
妄想でもいいけど、未来はこうなる!という期待感がないと動けない。

期待値・期待感を高めることがリサーチの最初のゴールです。
動きたくなる衝動、モチベーションを高める、とも言える。

リサーチばかりではつまらない

大企業では、リサーチばかりしている人たちがいます。私もかつて、マーケティング部門にいて、周りにそういう人種が多かった。

調査会社の資料を切り貼りして、ずっと資料をつくっている。それが仕事と言えば、そうだけど、クリエイティブ感はほぼゼロ。私はワクワクしないです。

リサーチの初期段階(情報収集)

リサーチの初期段階は、とにかく情報収集

大量に情報を集めます。私のやり方は、こんな感じ
・ネットでザックリ検索
・関連書籍、雑誌を集めて、読み漁る
・知っている人に会いに行く、話を聞く、質問する

どこまで時間をかけるか?

私は情報収集にのめり込むクセがある。半日検索していても飽きない。どんどん深みにはまっていきます。

だから、ある程度のところで区切りをつけて、整理する。
目安として、こんなマイルストーンを設けます。
・3時間
・3日
・1週間
・3か月

最初の3時間は、ネット検索。1時間でもいいけど、つい3時間くらいハマっちゃう

次の3日間は、書籍、雑誌を読む。図書館や本屋さんに行って、手あたりしだい、見る。

ネットだけでは断片的な情報だったものが、書籍の体系的な知識・知見を組み合わせると、立体的な全体像になる。

ネットと書籍を組み合わせると、全体像が見えてきます。
・現在と過去の歴史、将来像
・日本と世界
・その業界と他業界
・経済の流れの中での役割、ポジショニング
などなど

1週間はザックリ方向性と資料の骨子をまとめる時間
私は3日でまとめてレポートしたこともあります。期間を決めれば、なんとかなる

3か月は、自分たちの方向性を見定める期間の限界
3か月かかって見えないものは、それ以上は無駄。少し動いた方がいいです。

全体像が描けたか?

ある程度情報があつまったら、全体像を描く

幼稚でもいいので、とりあえず形にする

全体の構造とストーリー

かっこよくなくてもいいけど、2時間くらい語れるレベルが目標

リサーチは、動き出すための準備段階

リサーチはあくまでも準備段階。早く動き出した方がいい

でも、全体像が見えていない状況で動き出すのは、これまたムダが多い

時間を区切って、考える。個人で考える。その時間は大切にしたい。

リサーチに時間をかけすぎない! でも大切な時間

私は最初の3時間、3日を大切にしています。だいたい、そこで勝負は決まる。

妄想段階もリサーチの始まりかもしれません

楽しく、短時間で、集中してリサーチしてみましょう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?